「コンシーラー」とは、肌の気になる部分を隠すために使われる化粧品のことだ。
語源である「Conceal(覆い隠す)」を考えればわかりやすいだろう。
メンズメイクには、「化粧水、化粧下地、コンシーラー、ファンデーション」といった工程があるが、「コンシーラー」は、気になる部分をピンポイントでカバーするために使う。
青髭、ニキビ、クマ、シミなど、コンプレックスを抱えている男性で、化粧でのカバー検討している人は、この記事が参考になると思う。
それぞれの対処法について個別に書いていく。
青髭を隠すためにはどうすればいいか?まずは「BBクリーム」を検討してみよう
コンシーラーを使って青髭を隠す人もいるが、青髭対策としては、まずは「BBクリーム」を検討してみよう。
ここらへんは化粧品のややこしいところだが、まずは名称と使い方の確認。
- 「化粧下地+ファンデーション」……肌のトーンを均一に整える
- 「コンシーラー」……気になる部分をピンポイントでカバーする
- 「BBクリーム」……「化粧品、コンシーラー、ファンデーション」が一体になったもの
メイクの基本的なやり方として、
- 「化粧下地」でベースを作る
- コンシーラーで気になる部分を隠す
- ファンデーションで全体を整える
というのがある。
一方で「BBクリーム」は、「化粧下地、コンシーラー、ファンデーション」の3つの工程を、ひとつのクリームにまとめた超人気製品のことだ。
もともと女性用の化粧品として大ブレイクしたが、「BBクリーム」はメンズ用のコスメとしても非常に人気が高い。というより、現時点では「メンズコスメ」=「BBクリーム」というイメージになっている。
理由としては、「とても手軽」かつ「化粧してると見られない自然な仕上がりになりやすい」からだろう。
「青髭を隠すために何を使えばいいか?」だが、「ニキビ」や「シミ」といったピンポイントのものには、コンシーラーが使いやすい。
一方で、「青髭」は鼻下から口周りまで広がっていることがあるので、広い範囲をカバーしたいのであれば「BBクリーム」のほうがラクだし使いやすいと思う。
もちろん、コンシーラーでも青髭をカバーすることは可能であり、特に鼻下の濃い青髭などの対処はコンシーラーのほうが良い場合もある。
基本的には、青髭には「BBクリーム」で対処するほうがラクだし、おすすめだ。
メンズ用BBクリームに関しては、以下の記事を参考にしてほしい。
コンシーラーで青髭を対処する場合は、自分の肌に合ったリキッドタイプかクリームタイプのコンシーラーを使うのがいいだろう。(詳しくは後ほど紹介)
ニキビやニキビ痕を隠すためのコンシーラー
どのようなコンシーラーでもニキビを隠すことはできるのだが、特別ニキビが気になっているという人には、ニキビ専用の薬用コンシーラーがおすすめだ。
デキモノの上に化粧品を塗るのは抵抗があるという人でも、低刺激かつ、殺菌と抗炎症成分が配合されている薬用コンシーラーであれば、塗りやすいだろう。
メンズアクネバリア 薬用コンシーラー
男性向けのニキビ隠しに特化した薬用コンシーラー。メンズ用ナチュラルカラーで、男性の肌に馴染み、自然にしっかり隠せる。
ニキビやニキビ痕がコンプレックスの男性には間違いなくおすすめ。これ単体でも自然な仕上がりになり、使いやすい。
低刺激なので、「ニキビ隠したいけど、痛みもあるし、この上にコンシーラー塗って大丈夫なの?」という人でも使える。殺菌と抗炎症の有効成分が配合されていて、ニキビを隠すだけでなく、悪化を予防する効果もある。
ニキビ用に特化したコンシーラーなので、目元を明るくなどの他の用途で使用するには向いていない。ニキビやニキビ痕がない人は別のものを選んだほうがいいだろう。
クマ、シミ、たるみ、あかみ対策など、「汎用的に使えるコンシーラー」を紹介
コンシーラーは、使い方次第でいろいろ応用があって、クマを消して目元を明るくしたりとか、自分の顔に合った塗り方をすることによって、印象を良くしていくことができる。
「メンズ用のコンシーラー」というのはあまりないのだけど、男性も女性も同じ人間であり、男性のほうが若干肌の色が濃くて肌に油分がある程度の違いなので、男でも女性用コンシーラーは全然使える。というより、男性で美意識が高い人のほとんどは女性用の化粧品を使うようになる。
化粧品に関して、肌質や肌の色などによって最適なものは全然違うので、「絶対にこれが良い!」みたいなものはない。
まずは汎用性が高く、評価が確立されている定番のコンシーラーから試していくのがいいだろう。
リキッド系なら「メイベリン フィットミー」、クリーミー系なら「ナーズ ラディアント クリーミー」が、男性の自分にとっても使いやすく感じた。
その人の肌の色にもよるが、男性であれば、標準よりちょっと濃い目を選んだほうが肌色に合いやすいのではないかと思う。
メイベリン フィットミー コンシーラー
薄い色から濃いめの色まで揃っていて、男性でも使いやすいリキッドコンシーラー。
リキッド感があるので、ピンポイントのカバーみならず、伸ばしても使いやすい。
カバー力とフィット感のバランスが良く、メンズメイクのステップアップに挑戦してみたい初心者、中級者におすすめできる。
コンシーラーと思えないほどのフィット感があり、つけ心地も抜群。使い方次第で無限の可能性を秘めている汎用性の高いコンシーラーだと思う。
自分の肌にフィットするカラーを見つけることができれば、メイクの楽しさ、可能性を大きく広げてくれるだろう。
ナーズ ラディアント クリーミー コンシーラー
クリーミー系のコンシーラーの中でも、使いやすく、ハイクオリティで、汎用性が高い。
光のカモフラージュ効果を作り出す光拡散テクノロジーによって、気になる部分の粗をとても綺麗に隠す。
カバー感とフィット感の両方を兼ね備えていて、塗り心地がとても良い。
高いスキンケア効果を兼ね揃えたコンシーラーとして、世界中で評価されている。
セザンヌ コンシーラークレヨン
「セザンヌのクレヨン」と呼ばれることが多い、コスパ最強で人気の高いコンシーラー。
「クレヨン」のように固形感と粘度の高いつけ心地で、カバー力はめちゃくちゃ高い。
しかし、高カバー力の高さのぶん、自然に馴染む感じではない。
男性用に特化して作られているわけではなく、コンシーラーの上からファンデーションをつける女性と比べて、けっこう肌に合ったものを使わないと、自然な感じにするのは難しいかもしれない。
セザンヌ パレットコンシーラー
コンシーラーを使う上で、自分に合う色が最初からわかっている人はまずいないだろう。
「パレット系」の化粧品はメジャーなものだが、男性でそこまで本格的に化粧をする人は少数派なので、男性向けのものは現時点ではほぼない。
自分に合う色がまったくわからないという人は、パレットを検討してみてもいいかもしれない。
3色だが、混ぜて使えるので自分の肌に合うように調整できる。
コスパがめちゃくちゃ良いので、お試し用としておすすめ。ただ、値段が値段だけあって、高品質なわけではない。
男性向けコンシーラーの紹介は以上になる。
コンシーラーはもともと「隠す」ためのものだが、とても奥が深く、色の重ね方などによって、様々な使い方ができる。
使い始めるととても楽しいものなので、コンプレックスがあるからとマイナス志向にならず、攻めの姿勢でコンシールしていきたい。
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