この記事では、男性におすすめの「化粧水、美容液」を紹介する。
男性は、スキンケア用品や化粧品にそもそも詳しくない場合が多いので、言葉の意味や正しい使い方から、丁寧に解説していくつもりだ。
美容やスキンケアに興味のある男性にとっては、有用な情報になっていると思う。
スキンケア系の製品の商品名について
化粧品(スキンケア用品)って、本当にいろんな種類といろんな製品がある。
「化粧水」「美容液」「乳液」「オイル」「クリーム」「ジェル」など、たくさんあるが、これらの効果はすべて「保湿・保水」だ。
保湿力の低い順に並べると
- 「化粧水」……ほとんどが水、保湿成分が入っている
- 「美容液」……「化粧水」と同じ意味、やや保湿力が高めの傾向
- 「乳液」……保湿成分が入っていて、油分が高め
- 「オイル」……乳液よりもさらに油分が高めの保湿剤
- 「ジェル」……粘度が高く「塗る」ことができる保湿剤。油分が高い。
- 「クリーム」……ジェルよりもさらに粘度が高めの保湿剤
以上のものは、すべて「保湿」を目的につける。
基本的に、保湿力の高いものほどネバネバしていてつけ心地が悪く、保湿力が低いものほどサラサラしていて馴染ませやすい。
丁寧に保湿する人は、「美容液」→「乳液」→「オイル」→「保湿クリーム」みたいな順番で使う。
「保湿」という目的において、一番効果があるのは「保湿ジェル」や「保湿クリーム」で、それさえ塗っておけば基本的には美容はOK。
ただ、粘度の高いクリームだと、寝る前の保湿には使いやすいが、出勤前の保湿などには使いにくい(顔がベタベタしてしまうので。)
だから、朝これから外に出る用事があるという人は、「化粧水」や「美容液」などのオイル感がないもので肌をケアする。
また、女性の場合、肌がしっとりしていたほうがメイクなどが乗りやすいので、化粧の前には「化粧水」や「美容液」で肌を潤す。これは、実はメイクをするうえで絶対に必要な工程ではないのだが、「準備体操」のようなものだ。
「化粧水」と「美容液」の違い
スキンケア製品の用語でよく質問になりやすいのが「化粧水と美容液って何が違うの?」という話。
このふたつは、ほとんど同じ意味の言葉。「化粧水」と「美容液」は、同じものと考えても問題はないだろう。
ただ、「美容液」と呼ばれている製品の中には、ベタつきにくさよりも「保湿力」重視の、「乳液」や「オイル」に近い油分や粘度のものも存在する。
「化粧水」は、字義的にも「化粧をする前の保湿剤」で、化粧の妨げになるほどベタつくものはあまり存在しない。
「美容液」は、ほとんど「化粧水」と同じ意味だが、一部には保湿力重視のベタつく製品も存在する。という感じだ。
まあほとんどの場合においてたいした違いはないし、同じものと認識してもいいと思う。
スキンケア用品は「保湿・保水」以上の意味を持たない
スキンケア用品の宣伝文として「○○の成分が肌に浸透」「○○のエキスが配合」みたいなのがある。しかしこれは、ほとんどまったくと言って意味がない。
なんか良さげな感じを演出して、購買意欲を煽ろうとしているだけだ。
「何らかの成分が肌に浸透して良い影響を及ぼす」というのは、肌の代謝システムを考えるとまずないことで。本当に効果のあるような薬理的な成分は「スキンケア用品」ではなく「医薬品」の扱いになるので、市販で売られることはない。
このへんに関して詳しく知りたいなら、当ブログの以下の記事を読んで欲しい。
重要なのは「保湿」で、保湿や保水は間違いなく肌に良い効果があるので、大事なのは「高い成分のものを使うこと」ではなく「毎日のケアを継続すること」だ。(筋トレと同じ。高価なトレーニング器具を買うほどマッチョになれるわけではない。大事なのは努力と継続だ!)
スキンケア、美肌に関しては、「毎日のケアを継続する」ことが大事で、良い製品を買ったからといって一発逆転できるようなことではない。
化粧水の正しい使い方
「化粧水」は、手に少量とって伸ばして、肌に馴染ませるだけでいい。
手で伸ばして顔全体につけるだけだ。「特別こうしたほうがいい」という塗り方があるわけでもない。(化粧水の効果的な塗り方を論じている人は多いが、眉唾だ。)
コットンに馴染ませて塗る人もいるが、やり方は自由。
勘違いしている人が多い一番重要なポイントだが、化粧品は、肌に馴染ませた後はちゃんと拭き取ろう!
塗ったままのほうが成分が浸透して良い効果があると考え、それをする人が多いみたいだが、一番大事な目的が「保湿」であることを忘れてはいけない。
化粧水の成分はほとんどが水なので、塗ったまま放置しておけば、蒸発で水分が持っていかれて、逆に乾燥を促してしまうことになる。
だから、通常、化粧水を肌を馴染ませたあとは、乳液やクリームなどの油分の多いものを塗って、ちゃんと保湿できるようにスキンケアするのだ。
以上、「注意点」や「使い方」についての説明は終わった。
それでは以下、個人的におすすめの、「化粧水、美容液」を紹介していく。(自分が男性なので、メンズ向けのおすすめ。)
自分が実際に使ったことのあるもののみを厳選して紹介しているし、安く買えるものしか薦めていない。
おすすめの「化粧水、美容液」の紹介
ナチュリエ ハトムギ化粧水
保水力が高いのにベタつかない、とても使いやすい化粧水。
必要十分をしっかり満たし、めちゃくちゃ安い。
驚異的なコストパフォーマンスを誇る、最強の「格安化粧水」。
特にこだわりがないのであれば、まずはこれをおすすめしたい。
医薬部外品 薬用 ニキビケア 化粧水 大人ニキビ 予防
クセがなく、コンパクトで、使いやすい化粧水。
炎症を抑える成分が入っていて、まったく刺激がなく、ニキビや肌荒れのときでも普通に使える。
自然な感じで、つけ心地も良い。
ただ、治療する成分が入っているわけではない。(肌にトラブルを抱えているのであれば、医薬外部品にいくら頼っても意味がない。素直に病院に行こう。)
ニベアメン センシティブローション
個人的に、最高の化粧水だと思っている。
つけ心地の良さ、しっとり感、保湿力、値段の安さなど、文句のつけどころがない。
「ハトムギ化粧水」よりもちょっと良いやつを常用したい人におすすめ。
ニベアメン アクティブエイジローション
上で紹介した「ニベアメン センシティブローション」の、やや年齢が気になる人向け。
値段は若干だがこっちのほうが高い。これを使ってもいいだろう。
クワトロボタニコ ボタニカル ローション & アフターシェーブ
「化粧水」「美容液」「乳液」が一体になったオールインワン製品。
他の化粧水よりも油分が高めだが、違和感のある感じがないので、朝のひげ剃りのあとに本製品をつけて、そのまま家を出ることができる。
使用感がめちゃくちゃ良く、ラクにケアできるので、個人的には超おすすめ。
アルコールがやや強めで、柑橘系の匂いもついているので、人によって好みは別れると思う。
紹介は以上になる。
「化粧水」は、ベタつかずに保湿できることがメリットだが、本格的な保湿や化粧の前の「準備体操」みたいな使い方をするものだ。
ぶっちゃけた話をすれば、スキンケアに関しては、「化粧水」よりも「保湿力クリーム」のほうが優先度が高い。
「化粧水だけ」を塗るのと、「保湿クリームだけ」を塗るのとでは、後者のほうがずっと優先度が上。
「化粧水」→「美容液」→「乳液」→「オイル」→「保湿クリーム」みたいな順番で丁寧にスキンケアするのと、「保湿クリーム」のみを雑に肌全体に塗るのとで、保湿力にそこまでたいした違いはないと思う。(クリームをつけるのとつけないのとでは大違いだが)
保湿に関してのみ言えば、「保湿クリーム」のほうが効果はずっと大きいし、おすすめの保湿クリームの記事も書いているので、よかったら以下の記事もぜひ。
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