どうも、美容系男子のドラゴン忍者だ。
今回は、男性に向けて、まともな「根拠」のあるスキンケアの方法を解説する。
具体的には、「化粧水」と「保湿クリーム」の間違いのない使い方を述べていく。
美容界隈って、根拠が薄いデタラメばっかりが蔓延っている!
今回は、そういう「嘘」や「セールストーク」を排して、科学的な根拠をベースにした、まともな「肌ケア」の話をしていきたい。
目次
化粧水や乳液の効果は「保湿」でしかない
肌を綺麗にするためにできることって、基本的には、
- 乾燥を避ける
- 紫外線を避ける
しかない。
食事面のことを除けば、ほとんどこの2つがすべて!
「化粧水」「美容液」「乳液」「保湿クリーム」とか色々あるけど、これらの目的と効能は、「保湿」以外にはない!
「化粧水」はそんなに意味がない
「化粧水(美容水)」は、美容成分などを謳う高額なものなども多いが、ほとんど意味がない!
ていうか、化粧水は、ほぼただの水だ。水の他には、アルコールやグリセリンや乳化剤などの「保湿成分」がちょっとだけ混じっている。
「美容成分が肌に浸透して肌が綺麗になる」みたいなことは起こらない!「保湿」によって肌が整うことはあるけれど、それは化粧水に美容成分が含まれている結果ではない!
「経口摂取したコラーゲンがそのまま肌のコラーゲンになるわけじゃない!」みたいな話ってあるよな!
それと同じで、「化粧水の美容成分が直接肌に浸透して良い影響をもたらす、みたいなことは起こらない」のだ。
実際に肌に作用するような効果があるものは、「化粧品」ではなく「医薬品」の扱いになるので、店舗では取り扱われない。
ちなみに、この関連の話のソースを知りたい人は、北條元治『妻の化粧品はなぜ効果がないのか』を読んで欲しい。
根拠のある正しい知識を得ることができるし、美容産業や健康産業の嘘に騙されなくなるのでおすすめの本だ。
本書では、本当に意味があるのは「日焼け止め」と「保湿」だけだと結論づけている。
「化粧水」の主な効果は「保湿」で、それ以外の美容効果は期待してはいけないことを覚えておこう。
「化粧水」が逆効果になってしまう場合
「化粧水」の効果が「保湿」であることを勘違いしてしまう人にありがちな間違いだが、化粧水を使うことで逆に乾燥してしまう場合がある。
これは、「化粧水を浸けたまま、それをタオルで拭き取らない場合」に起こる。
化粧水の成分はほとんどが水であり、濡らしたままでいれば、その水が蒸発する際に、肌の水分も奪ってしまうことになる。まさに本末転倒!
この間違いは、「化粧水」を「何か肌に良い美容成分が含まれている水」と考えている人がおかしてしまいがちなミス。肌ケアに慣れていない男性にありがちなので気をつけよう!
化粧水は、肌になじませたあと、すぐに拭き取るのが正しいやり方だ。
あとで説明するが、化粧水は、まったく効果がないわけではないが、保湿クリームのほうが優先度が高い。特に男性の場合は、あえて化粧水を使わなくても、保湿クリームだけでもきちんとした肌ケアになる。
「洗顔」の効果も疑わしい
メンズ美容は、どういうわけか「洗顔剤」が推されがちな印象があるが、洗顔もむやみやたらにすればいいってわけじゃない!
たしかに、古くなった皮脂などの汚れが毛穴に残っていると、それが肌に悪影響を及ぼす場合があるので、洗顔は大事。ていうか、清潔にしていたほうが肌にとって良いのは言うまでもない。一方で、顔を洗い過ぎると逆効果になってしまうことは多い。
顔の油を洗い落とすと、無くなったぶんをまた分泌しようとするので、逆に皮脂の過剰分泌の原因となってしまいやすい。
下手に洗顔剤を使うよりも、水やお湯で十分な場合がほとんどだ。
洗顔剤を使いたいときは、ゴシゴシ擦らずに、優しく洗い流すようにしよう。
たしかに男性は、肌が脂ぎってしまう人も多いが、強力な洗顔剤で全部洗い流してしまっても、そのぶん分泌されやすくなるので、あまり意味がない。
じつは、脂ぎった肌に対しても、「保湿」が解決策になる。
「保湿」はかなり意味がある
「化粧水の美容成分は意味がない」とか、「洗顔剤で脂を洗い落とすのはむしろ逆効果」とか、意欲を削ぐようなことばかり言ってきたが、「保湿」そのものは、かなり肌に良い効果を与える。
「ニキビ」や「テカリ」といったコンプレックスも、乾燥によって起こりやすくなる。肌が脂ぎっている人は、水分が足りているように見えるが、むしろ肌が乾燥しているから皮脂を分泌しようとする。だから、解決策は「保湿」にある。
綺麗な肌を保つためにできる、最も現実的で意味のあるケア方法が「保湿」だが、重要なのは「保湿」を継続すること。何事も継続によって効果が出てくる。
男性でも、毎日保湿をしっかりしているかしていないかで、数年後の肌に大きな差が出てくる場合もある。
肌ケアの結論になるが、「保湿」くらいしかできることがないが、その「保湿」を毎日継続することが大事!ということになる。これこそが、ちゃんと「根拠」のある、まっとうなやり方だ。
高い化粧水とかサプリを買うよりも、地味な「保湿」を毎日継続することのほうがずっと効果がある。
甘い言葉に騙されず、面倒くさがらずにちょっとしたケアを続けよう。
「化粧水」よりも「保湿クリーム」のほうが優先度が高い
最も有効なのは「保湿」なのだから、それを目的とした「保湿クリーム」の優先度が高い。
ちなみに、「保湿クリーム」と「乳液」の区別がつかない男性は多いだろうが、同じようなもの。
どちらも「保湿をするために肌に塗る」という使い方は同じだが
- 「乳液」は、水分が多め
- 「保湿クリーム」は、油分が多め
という分類があるそうだ。これらは曖昧になってる場合も多い。
いずれにしても、「化粧水(美容液)」よりも、「保湿クリーム(乳液)」のほうが、優先度は高めであることを覚えておこう。
理想を言うなら、「洗顔の後、化粧水を肌に馴染ませて、きちんと拭き取ってから保湿クリームを塗る」、というのが王道の肌ケア。
男性のための「スキンケア」のやり方(結論)
今までのトピックを読めばすでに理解してもらっていると思うが、まとめとして、男性のための「肌ケア」のやり方を解説。
ズボラな「意識が低い人向け」と、面倒臭がらず頑張れる「意識が高い人向け」の2パターンで!
美容意識が低い男性向け
「風呂上がりに保湿クリームを塗る!」 以上!
これを継続するだけでかなり違う。
美容意識が高い男性向け
「洗顔の後、化粧水を肌に馴染ませて、きちんと拭き取ってから保湿クリームを塗る」を、朝晩やる!
これだけやっていれば、男性としてはかなり意識が高いと言えるだろう。逆に言えば、これ以上の肌ケアはやりようがない。
ようするに、化粧水や保湿クリームまわりの肌ケアに関しては、「保湿」以外に特に意識すべきことはない、というシンプルな話。
男性向け!コスパ最強の「化粧水」&「保湿クリーム」
せっかくなので、おすすめの製品を紹介していきたい。
定番中の定番で、コスパの良いもののみを紹介している。
ハトムギ化粧水
超シンプルで格安の化粧水。Amazonのレビューなどを見るとめっちゃ高評価だが、そういう人たちは「化粧水はこれでいいんだ!」ということに気づき始めている。
コスパ最強だが、何度も言っているように、化粧品は「成分を肌に浸透」ではなく「保湿」が主な効用なので、めちゃくちゃ高い化粧品とそこまで大きな違いはない。
安いので、特に気にせずたっぷり使うことができるし、結果的にスキンケアの継続もしやすくなる。
ニベアメン オイルコントロールローション UV
男性向けに特価した化粧水で、しっかり保湿しながら、肌のテカリを抑える。
また、お肌の大敵である「紫外線」を防ぐ成分も入っている。まさに「結論」って感じの、男のための化粧水。
朝から化粧水をつける意識の高い人におすすめだ。
品質が素晴らしく、性能は最高レベルだが、価格も高め。ただ、他のボッタクリ化粧水とかよりはずっと機能的なので、買って損をするわけでは決してない。
ニベアメン アクティブエイジローション
「ニベアメン」の中年向け化粧水。ツヤやハリが出て、小じわを目立たなくさせる。
特別大きな効果があるわけではないが、ある程度はお金を出していいという中高年には良い選択肢。
ニベアクリーム 大缶
最もコスパの良い保湿クリームは、間違いなく「ニベアクリーム」大缶だろう。
ニベアクリームは、コンビニなどで売っているチューブのやつは「普通に安い」くらいの価格だが、Amazonで大缶をまとめ買いすると「激安」になる。
顔だけじゃなくて、身体全体に使える。保湿力は非常に高い。
ニベアは国外でも人気が高く、シェアを伸ばしつつある、日本が世界に誇るべき製品。
欠点としては、保湿力は高いものの、塗ったあとのベタつきが大きく、白さも残る。寝る前の保湿として使うには最高だが、出勤前とかだと使いづらい。
ハトムギ保湿ジェル
「ハトムギ化粧水」のジェル版。まとめ買いのニベアよりは若干高いものの、コスパ最強レベルの安さ。
保湿クリームは、手触りとか匂いとかで、好みが別れやすいので、「ニベアは好きじゃないなあ……」と感じた人は、こっちのほうをおすすめする。
ニベアよりやや薄い感じで、もちっとしてる。
&GINO(アンドジーノ) プレミアムフェイスエッセンス アクアモイス
高価ではあるが、男性ユーザーから非常に評価が高い。一番のメリットは「ラクで手っ取り早い」こと。
本来なら「化粧水→保湿クリーム」という手順をたどるところを、これ一本だけで解決する。
また、化粧品のように肌に馴染むので、付けた直後に人に会っても違和感がない。
携帯性が高く、仕事中にも頻繁に保湿できるし、本気で肌ケアにこだわりたい男性のことを考えて作られている。
値段はかなり高め。朝晩に使って2ヶ月くらい、仕事中など小まめに使うと1ヶ月もたない場合もある。
価格分の価値はある良製品だが、かなりこだわっている&利便性を重視する人向け。
コンプレックスがあるなら迷わず病院へ行け!
メンズのスキンケアに関しては、以上となる。
最後に言っておきたいのだが、ここでしているのはあくまで日常のケアの話であって、肌に何らかの問題を抱えていてコンプレックスがあるという人は、億劫がらずに病院に行ったほうが良い。保険が効けば結局は安いし、日本の標準医療はかなりクオリティが高い。
肌に関しては、医療品として処方されたものでなければ解決できない問題が多く、変にトータルケアで治そうとすると、解決に遠ざかる。
「スティーブ・ジョブズ」だって癌を食事療法とかで治そうとしたことを最終的には後悔したらしい。わかりやすい問題がある場合は、迷わずに西洋医学に頼ろう!
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