「青髭(あおひげ)」に悩んでいる人は多いと思う。
自分も若い頃は、濃い「青髭」が大きな悩みだった。長年の試行錯誤から得た、「青髭を消す方法」を、記事にまとめてみたいと思う。
この記事では
- 青髭が濃くなってしまう原因
- 短期的な青髭の対策
- 長期的な青髭の対策
- 間違った青髭の対策
という順番で、青髭について、きちんとした科学的な根拠と一緒に、対策法を解説している。
髭が濃いだけで清潔感が失われて、見た目の印象も悪くなってしまうので、「青髭」はちゃんと対策したほうが得することは多い。
デートや写真撮影などのための「短期的な対策」と、青髭をもとから無くしてしまうための「長期的な対策」に分けて解説している。
目次をつけたので、気になるものから読んでも大丈夫だ。
青髭が濃くなってしまう原因
青髭が濃くなってしまう原因は、「遺伝的な体質」だ。
食生活とか、生活習慣とか、ストレスが原因とか、そういうことも言われがちだが、あまり関係なく、遺伝がほぼすべて。
青髭は、「治す」ものではなく、その人に備わっている体質なのだ。
生まれつき青髭が濃い人は、どんな食生活をしていても、青髭は濃くなってしまう。
男性ホルモンである「テストステロン」が上昇すると髭が濃くなるので、「テストステロンを抑制」すれば、体質的に髭を薄くすることは不可能とは言えない。
しかし、テストステロンとは男性にとって非常に重要なものなので、それを抑制して髭を薄くしても本末転倒だ。
生まれつき髭の毛が太かったり、毛根の間隔が狭かったりすると、どうしても青髭は目立ってしまう。
「青髭」は遺伝的な体質によるものなので、食事やサプリなどで治そうとしても、ほとんど効果がない。
まずはその事実を認めて、ちゃんと根拠のある対策をしよう。
短期的な青髭の対策
短期的に、青髭を隠す方法を紹介する。
「合コン」「彼女とのデート」「営業」「会社のプレゼン」「写真撮影」などなど、すぐにでも青髭を隠したい場合は多いだろう。
短期的な青髭の対策法は、「ちゃんと髭を剃ってから、メンズメイク用品を使って隠す」という結論になる。
(他の短期的な解決法として、「毛抜き」「除毛クリーム」があるが、これらがダメな理由は「間違った青髭の対策」で解説する。)
まず、前提として、髭をちゃんと剃ろう。
電動シェーバーは便利だが、5枚刃のカミソリとシェービングクリームのほうがより綺麗に剃れる。
もちろん、髭剃りをちゃんとやった程度のことで青髭が目立たなくなるなら、青髭に悩んだりはしないだろう。
しっかり沿った後は、「メンズメイク用品」を塗ることで青髭を隠す。
青髭を隠すためのメンズメイクについて
「メイク」については、男性ならまったく知らないという人も多いから、手短にメンズメイクについて解説する。
メイクに関しては、単に青髭を隠すだけに留まらず、純粋に肌を綺麗に見せられるし、写真などを撮るときも写りが良くなる。
また、メンズメイクは「メイクしているとバレない」製品が多いので、男性でも化粧を覚えれば色々と有利になることが多い。
メイクは、何やら難しそうに思えるが、ベースの部分の考え方はとても単純で
- 青髭、シミ、クマ、赤みなど、悪い部分を隠す
- 全体の肌の色を整えて綺麗に見せる
というのが主な役割だ。
顔の肌というものは、色を均一にすると、美しく見えるようになる。(これは青髭が見苦しい理由でもある。)上級編になると、陰影とかを工夫して鼻を高く見せたり小顔に見せたりなどがあるが、青髭を隠すうえでそこまで考える必要はない。
メイクをする道具を使う順番といsて
- 「化粧下地」……肌を整え化粧品のノリを良くする土台作り
- 「コンシーラー」……肌のよくない部分をカバーする
- 「ファンデーション」……毛穴などの凹凸をなくし、色を均一にして肌を綺麗に見せる
というステップが基本。
「化粧下地」と「ファンデーション」で肌を整えるのだが、それだけでは均しきれない部分を「コンシーラー」で厚く塗って隠すという形だ。
ただ、ここまでガッツリメイクをするのは、流石に面倒くさいだろう。
「BBクリーム」という、化粧下地、コンシーラー、ファンデーションが一体化した製品があり、メンズメイクは「BBクリーム」を使うのがオーソドックスな方法だ。
「BBクリーム」は、とくに難しいことを考えず、薄く手に伸ばして、肌全体につければいい。それだけで化粧が完成するので、メンズメイクはみんなが思っているよりもだいぶハードルが低いぞ!
ここまで丁寧にやる必要はないが、いちおう参考動画↓
髭の周辺だけではなく、肌全体に薄く塗るようにしたほうが、ナチュラルに印象が良くなる。
個人的におすすめのBBクリームは、コスパ重視なら以下↓
そこそこ良いものを使うなら以下↓
「BBクリーム」はとても便利だが、特に髭が濃い人は、「BBクリームだけじゃ隠しきれない」と思うかもしれない。
そのような場合は、BBクリームと併用する形で、「コンシーラー」を使って青髭を隠す。
参考動画↓
この動画は、さすがに凝りすぎ&手間をかけすぎ(プロだから仕方ないが)ではあるが、メンズメイクもしっかりやれば印象を改善することができる例だ。
塗る順番は基本的に、「BBクリーム」が先で、「コンシーラー」が後。
「コンシーラー」に関してだが、上手に使うのはけっこう難しい。同じ種類の製品でもカラーバリエーションが多く、自分の肌色に合うものを見つけ出さなければならない。
個人的におすすめのコンシーラーは、以下↓
男性向けのコンシーラーの定番。ニキビを隠す用の、肌荒れが酷い人でも使える薬用コンシーラーだが、汎用性が高い。「スポーティ」「ナチュラル」「ライト」というカラーバリエーションがある。
より上級者向けの良製品するなら、以下↓
女性が使うコンシーラーだが、汎用性が高いベージュのリキッドコンシーラー。カラーバリエーションが非常に豊富で、男性でも自分の肌に合う色が見つかるだろう。ただ、試しにつけてみるわけにもいかないから、当てずっぽうで買うしかなく、そういうことを考えるとかなりハードルは高め。
いずれにしても、まずは「BBクリーム」でカバーしてみて、それで物足りないなら「コンシーラー」を追加で髭の部分に塗る、という形になる。
当ブログでは、「BBクリーム」「コンシーラー」「メンズメイク」では、個別に詳しく記事を書いているので、気になる人は参考にしてみてほしい。
ちなみに、上の「メンズメイクLABO」の動画で紹介した著者の本が出版されており、しっかりメンズメイクを学びたいならけっこうおすすめ!
長期的な青髭の対策
では、長期的(永続的)に青髭を消す方法となるが、「ヒゲ脱毛」一択だ。
(逆におすすめしないものは、「脱毛クリーム」「エステ」「家庭用ヒゲ脱毛機」。)
たしかに、クリニックにまで通って脱毛してもらうのは、面倒くさいし、勇気がいる。施術にはけっこうな痛みを伴うし、お金も安くない。
しかし、根本的な解決をもたらしてくれるのはクリニックのヒゲ脱毛しかなく、個人的にもヒゲ脱毛をすることで、長年悩んでいた青髭の問題を解決した。
「青髭は無くしたいけど、ヒゲがなくなるのは不安」という人には、「減毛」という施術もあるし、実際に減毛を好む人も多い。適度に毛根を弱らせたり、毛根の間隔を広くする「減毛」をすれば、ヒゲはなくならないけど、青髭は薄くなる。
ヒゲ脱毛は何を選べばいいのか?
ヒゲ脱毛には、大まかに「レーザー脱毛」と「ニードル脱毛(電気針脱毛)」がある。
- 「レーザー脱毛」は、レーザーによって毛根にダメージを与えて、髭を生えなくする。
- 「ニードル脱毛」は、毛根を電気針でダメージを与えて、髭を生えなくする。
「レーザー脱毛」は、広範囲に照射するので安く、段階的に髭を柔らかくしていく。「ニードル脱毛」は、1本単位で施術できるので、細かくデザインしたりできる。
ニードル脱毛のほうが強力だが、レーザー脱毛のほうが方法としては後発かつメジャー、という感じ。
どちらもちゃんと青髭を解決できるメジャーな方法だが、ニードル脱毛は本数課金なので、髭が濃い人ほどお金がかかる。なるべく早く髭をなくしてしまいたいなら、ニードル脱毛のほうが高いけど通う期間は短くて済む。
どっちか迷っているのであれば、個人的には「レーザー脱毛」のほうがおすすめ。
ヒゲ脱毛に関心があるなら、以下の記事にかなり詳しく書いた。
どこに通うかだが、メジャーなクリニックに限定すれば、実質的に2択しかない。
「レーザー脱毛」なら「ゴリラクリニック」で、「ニードル脱毛」なら「メンズTBC」。
変に小さくて安いところもあるが、身体に関わることなので、基本的には大手がおすすめ。
ヒゲ脱毛といっても、何度も通って施術する必要があるものなので、一気にヒゲがなくなったりはしない。不安に思っていることなども相談できるので、とりあえずお試しの施術や相談に行ってみると良い。
間違った対策をだらだらと繰り返すくらいなら、男らしくヒゲ脱毛に行ったほうが堅実に青髭をなくすことができる。
間違った青髭の対策
やってしまいがちだけど、あまりやらないほうがいい、間違った青髭の対策について解説。
毛抜き
「毛抜き」は、たしかに短期的には青髭を無くすことができる。
しかし、「抜かれた」程度では、毛根はもっと強い毛を生やそうするだけなので、どんどん髭が濃くなっていく。
毛を抜き続けると、「埋没毛」という、表面に出てこない毛になってしまい、そうなってしまうと「脱毛」もしにくくなる。
毛を抜くときに肌にもダメージがあるし、基本的にはおすすめできないやり方だ。ていうか、なるべくやらないほうがいい。
脱毛クリーム
脱毛クリーム、除毛クリーム、抑毛クリーム、みたいな商品もある。
この手の商品は、まずほどんど意味がない。
もし仮に効果があったとして、塗っただけで毛が生えにくくなるクリームなんて怖すぎる!
通常のヒゲ脱毛は、毛根にレーザー照射を当てる作業を何度も繰り返して、段階的に髭を減らしていくものだ。そこまでしないとメンズの髭はなくならない。
変なものを使うくらいなら、男らしくクリニックに行こう。
家庭男脱毛器
家庭用の脱毛器は、原理的には、クリニックで行う「レーザー脱毛」や「光脱毛」の効果が弱い版だ。
毛根にダメージを与えて、毛を生えにくくする。
「家の中でできる」というメリットがないわけではないが、脱毛器といっても安いものではないし、クリニックに行ってプロの施術に任せたほうが絶対に安心かつ効率的!
光脱毛
「光脱毛」は、広範囲に光を照射して、毛根にダメージを与えて脱毛するものだ。クリニックで行う。
「レーザー脱毛」の弱い版といった感じ。レーザー脱毛と比べて効果は薄いが、痛みも少なく、施術の価格も安い。
いちおう効果がないわけではので、ここに書こうか迷ったのだが、青髭をコンプレックスに感じるくらい髭が濃い人は、「光脱毛」では弱すぎる。
女性のムダ毛とかなら効果的なのだけど、濃い青髭に悩む男性のヒゲには、光脱毛では太刀打ちできないだろう。
ちゃんと脱毛したいのであれば、素直に「レーザー脱毛」か「ニードル脱毛」に行ったほうがいいだろう。
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