女性のほとんどが、メイクの際に「眉毛を描く」という方法で眉を整えている。
もともとの自分の眉毛の生え方や毛量に左右されずに、好きなように眉毛を形づくることができるからだ。
最近は、女性だけでなく、男性でも眉毛を描く人がそれなりにいるみたいだ。
眉毛は大きく印象を変えてくれるので、男性でも「眉毛を描く」という手間をかける価値は十分にあると思う。
今回は、「男性が眉毛を描くこと」について解説していく。
男性が「眉を描く」ことのデメリット
まず最も大きなデメリットだが、「面倒くさい」こと。
女性は「メイク」のルーティーンに組み込めるのだけれど、男性が眉を整えるために鏡の前に座って集中できるか、それを毎朝続けられるかというと、ややハードルは高め。
あと、眉のメイクは、ちゃんと「クレンジングオイル」を使って落とす必要がある。
男性用の「BBクリーム」は、石鹸や洗顔剤で十分に落ちるのだが、眉メイクは「クレンジングオイル」が必要なので、男性にとっては「面倒臭さが一段階上がる」ことになる。
もうひとつのデメリットとして、女性はメイクで「眉を描くのは当たり前」なのだが、男性はそうではないので、しっかり眉毛を描くと「不自然」な印象を与えてしまうリスクもある。
男性が「眉を描く」ことのメリット
男性の場合、足りない部分をカバーするというのがオーソドックスな使い方になる。
それ以外のメリットだが、「眉毛」を試してみる自由度が跳ね上がることが大きい。
「自分の毛」に制約されないので、どんどん好きな形の眉毛を描いて、試してみることができる。
「カット」だと、怖くて極端なことはできないけれど、「描く」のであれば、消してからやり直しということもできるので、単純に試行錯誤の回数が増える。
「眉毛を描く」というのを一度やってみると、描かずに眉毛を整える場合でも、自分の眉毛をどういうふうにすればいい感じになるのかがわかってくる。
眉毛を描いてみる経験を通すことで、そこれで得た感覚を、カットによって整える場合にもフィードバックできるのだ。
メイクで何より大事なのは、試行錯誤だ。いきなり完璧な整え方をできる人はいない。そういう意味でも、男性が眉を描くことの一番大きなメリットは、試行錯誤をしやすくなることだと自分は考えている。。
男性は、どういうふうに眉毛を整えていけばいいのか?
女性の場合は、「描くことが前提」で、メイクを落としたらほとんど眉毛がない、という人もいるのだけれど、男性の場合、ホストとかでもないかぎりそういうのはおすすめしない。
なるべく、シェーバー、ハサミ、コームを使って、「描かずに自分の毛のみで理想的な眉毛を実現する」ことを目指しながら、どうしても気に入らないところを「描いてカバーする」というやり方がいいと思う。
メンズ眉毛の整え方については、別の記事で書いているので、初心者は参考にしてほしい。
眉毛の好みは、はっきり言って千差万別で、「ナチュラル感」を出したいのか、「整ってる感」を出したいのかでも、方針が変わってくる。
ただ、上でも述べたように「描くことのメリット」は、カバーできることの他に、試行錯誤をしやすくなることだ。
まずは、カットのみで理想の眉毛を目指して、「描いて」補強しながら、そこで得た知見をカットに反映させる……というのを繰り返して、自分の顔や髪型に合った眉カットの技術を洗練させていこう。
なお、メンズ眉毛の整え方の指針を得る上で、以下の書籍がけっこうおすすめ。
いろんなタイプの人の眉毛に合ったカットの仕方を紹介しているので、自分に当てはまらない部分に文量を割かれていると損した気分になるかもしれないが、ネットに無料で載っている情報よりもずっと濃いし実用的。
眉毛ひとつで大きく印象は代わるし、本書から自分に合った知見を得られば儲けものだろう。
男性が眉を描くうえでおすすめの道具は?
眉毛を描く場合は、「アイブロウ」(英語で眉毛”eyebrow”という意味)という道具を使う。
アイブロウには、
- 「ペンシル」
- 「パウダー」
- 「リキッド」
の3種類がある。
「ペンシル」タイプが圧倒的に使いやすいし、初めての人はペンシルタイプがおすすめ。
では以下、おすすめの男性用アイブロウを紹介。
テックスメックス アイブロウペンシル ナチュラルブラック
男性向けに作られたアイブロウペンシル。
ナチュラルなブラックで、コスパもすこぶる良い。最初にアイブロウを試してみたい人におすすめ。
そもそも男性向けのアイブロウはまともなものがあまり発売されていないので、上級者は女性向けを使うことになる。
ニューボーン ダブルブロウ
「パウダー」と「ペンシル」の両方の特性が備わったアイブロウペンシル。
ふんわりさせたりぼかしたり、めちゃくちゃ応用が効く、上級者のための製品。上の男性向けアイブロウペンシルが物足りない人はこれがいい。
カラーバリエーションが豊富だが、黒髪の男性は「ビターブラウン」などの濃い色を買うといいだろう。
パワースタイル リキッドアイブロウスーパーウォータプルーフ
リキッドタイプのアイブロウは、こすると滲んだりしてしまいやすく、かなり難しいので初心者にはおすすめはしない。
使いたいのであれば、なるべく落ちにくいタイプのものがおすすめ。
上手く使うと、溌剌とした印象を与えることができるので、眉メイクにハマってしまった人は試してみるといいかも。
以上、男性の眉メイクについて解説した。
より詳しい「眉毛の整え方」と「メンズメイク」は、下記のページが参考になる。
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