ワックスやジェルなど、「メンズ整髪料」のおすすめを紹介していく。
最初にそれぞれの違いや使い分けを解説して、そのあとでおすすめ製品をそれぞれ紹介する。
実際に自分で使ったことのあるもののみを厳選して紹介しているので、よかったら見ていってほしい。
メンズ整髪料の種類、使い分け、選び方
男性向けの整髪料には、いろいろな種類があって分かりづらいが、用語などを覚える必要はない。
必要なものだけを手短に説明する。
- 「ワックス」……オーソドックスな整髪料。髪を整える上で最も重要。「メンズ整髪料」=「ワックス」みたいな認識でだいたいOK
- 「ジェル」……ジェル状のワックス。クリーム状のワックスと比べて、ツヤ感を出したり、ウェット感を出したりしやすい。
- 「ムース」……泡状のワックス。泡なので髪に細かく馴染ませやすい。年齢により髪が細くなってきた男性に好んで使われる。
- 「ポマード・グリース」……油性の整髪料が「ポマード」で、水溶性の整髪料が「グリース」と呼ばれることが多く、昔の整髪料の代名詞だが、これらを改良して「ワックス」が生まれた。
といった感じ。かなり雑な説明だが、これくらい覚えておけば十分。ていうか、基本的には「ワックス」と「ジェル」だけで十分。
使い分けとしては、
- 「ワックス」……基本
- 「ジェル」……ツヤっぽい感じを出したいなら
- 「ムース」……加齢で髪が細くなってきたら
- 「ポマード・グリース」……基本ワックスがおすすめだが、こだわりのある人なら
といった感じ。
あと、整髪料は、混ぜて使うのがわりと基本だったりする。
- 「ワックスとジェルを混ぜて使う」
- 「ムースを馴染ませてからワックス」
といったやり方はメジャーなもの。
整髪料に関しては、なんだかんだで自分で使ってスタイリングしてみないと良さがわからない。キープ力も大事なので、化粧品などと同じで、1日使ってみなければ真価がわかりにくい。使い方がわかってくるうちに「これめっちゃいい!」となることもあるし、使っているうちに最初の印象を裏切られることもある。
基本的にはオーソドックスなものを使ってみて、しっくりこないのであれば、他の良さげなやつに手を出してみる……といった感じで、自分に合うものを見つけていこう。
では、おすすめの整髪料を紹介していく。あくまで自分の使った感想だが、全般的に評価が高いもののみを選んでいるので、結果的には定番品の紹介という感じになった。
おすすめのワックス
アリミノ ピース フリーズキープワックス
ルービックキューブっぽい箱に入っていて、詰め替え用もあり、コスパが良いメンズワックス。
標準的なハードワックスで、柔らかいがキープ力強めで、汎用性が高い。
カシス系の匂いがやや強めだが、他のワックスやジェルなどと混ぜやすく、色んな使い方ができる
安いのだが、セット力とキープ力がかなり高く必要条件をしっかり満たすので、そこらへんが支持の厚さに繋がっているのだと思う。
スタイリングにこだわる人の多くがこれを愛用している。
デューサー ハードワックス5
速乾性が高く、かなり強力なセット力とキープ力をのあるワックス。ショートヘアの男性でも、しっかり立体感のあるセットをしやすいだろう。
フローラル系の香りで、「メンズワックス!」って感じの、ゴリゴリの営業マンがつけていそうな迫力がある。
他より強めのハードワックスなので、ショートや剛毛の人におすすめできる。
ナカノ スタイリングワックス3
「ナカノ」のスタイリングワックスは、数字が「1」から「7」まであって、数が増えるほどハードな質感になる。
メンズワックスはハード系のものが多いが、ソフト系を探している人は、ナカノの「1」〜「4」あたりがいいと思う。
ほどよい質感とホールド力で、間違いのない使い心地。
髪をまとめてウェット感を出すなど、ソフトワックスも使ってみるとかなり楽しい。
LIPPS L08 マットハードワックス
美容室発のメンズワックスで、「ハードかソフトか?」「ツヤ感かマット感か?」などの分類で様々なものがあるので、気に入ったのであれば同系統を試してみやすいし、スタイリングの幅が広がるラインナップになっている。
特徴としては、ファイバータイプのものが多く、束感を出しやすい。
ショートヘアの人にはそんなに向いていないかもしれないが、束感や立体感を出したい人にはおすすめ。
他のメンズワックスと比べて、上質な雰囲気がちょっとある。「マットハード」「ライトムーブ」「ウェットブラスト」など、色んなタイプのものがあるので、こだわる人は色々試してみるといいかもしれない。
スパイス ハードワックス
若く貧乏な頃にずっと愛用していた、個人的にはかなり思い入れのあるヘアワックス。
果汁が配合されていて、青りんごっぽい匂いがかなり持続する。
チープな使い心地ではあるのだけど、安いし動きをつけやすいので、若い人にはわりとおすすめかも。
おすすめのジェル
ロレッタ ハードゼリー
めちゃくちゃ使いやすいジェル。ヘアジャムっぽい感じで髪に馴染み、ちゃんとキープ力もある。
ワックスに混ぜても使いやすいし、そのまま使うこともできる。水にちょっと混ぜて使うくらいがちょうどよい。
価格はやや高めだが、無限の可能性を秘めた素晴らしい製品なので、ジェル系では特におすすめ。
ギャツビー スタイリングジェル スーパーハード
かなりキープ力が高く、ジェルのみでスタイリングを完結させたいのであればおすすめ。
めちゃくちゃ安くてコスパも最強なので、ジェル初心者はこれをまず使ってみればいいかもしれない。
良くも悪くも強力なジェルで、混ぜて使う系の用途には適さないかもしれない。
ウェーボ デザインキューブ クールジェル
「デミ コスメティックス」の、ウェーボデザインキューブシリーズのひとつで、ツヤ感を出したいときに適したジェル。
スースーするタイプなので好みは別れるかもしれないが、ツヤと潤いのあるジェルっぽい仕上がりになりやすい。
ベタつく感じがなく、髪にすぐ馴染ませて整えることができるので、使い心地はかなり快適。
おすすめのムース
ウーノ スーパーハード ムース
無香料で、髪にしっとりとしたキープ力を与えることができる。
ベタつく感じやツヤがでる感じもなく、髪をまとめたり、本格的なセットの下地にも使いやすい。
細い髪や癖のある髪にも馴染みやすく、「ムース」としての役割を堅実に果たしてくれる製品と言えそうだ。
ルシード ヘアフォーム スーパーハード
無香料・無着色で、40歳以上のスタイリングのために作られている。
きめ細かい泡が、やさしく丁寧に髪に馴染んで、整えてくれる。
これ単体でもセットが可能な、ハードムース。
おすすめのポマード・グリース
阪本高生堂 クックグリース XXX
「クックグリース」は、その名のとおり、「ニワトリの鶏冠」のように髪の毛を立てるイメージで作られている。
かなり強力なので、頑固なショートヘアを無理やりにでも立たせたい人におすすめ。
Bona Fide Pomade, スーパースーペリアホールドSE, 4OZ
水溶性のポマード(グリース)で、「古き良き」といった感じの紳士の匂いが漂ってくる。
香りやツヤ感を楽しむことのできる整髪料で、愛用者は多い。
水溶性なのですぐに髪から落ち、使い心地は最高!
今はもう個人的には使っていないが、何かひとつ「ポマード(グリース)」をおすすめしてほしいと言われれば、間違いなく推せる一品。
整髪料としては安くないが、上質なものを使う喜びを手軽に味わえるといった点では、コストパフォーマンスにも優れていると言いたい。
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