自宅で歯を白くすることは可能か?
結論から言うと、「本格的なホワイトニング」は不可能だが、「自然な白さ」までなら可能。
- 芸能人レベルのガチな白さではなく、あくまで自然な白さにしたい
- ホワイトニングのために通院する時間がない
- 本格的な施術だと高いので、安く手軽に済ませたい
- 最終的には真っ白にしたいけど、まずは歯を清潔にするところから
という人には、自宅でのホワイトニングが向いている。
今回は、その方法と効果を解説していく。
目次
自宅でのホワイトニング(セルフホワイトニング)の特徴
自宅で行うホワイトニングの特徴、クリニックでのホワイトニングと比較してのメリットは、「簡単」で「安い」ことだ。
「輝いて見えるくらい真っ白!」というのは不可能だが、「歯の本来の白さ」まで白くすることは十分に可能。
芸能人や、見た目によって収入が大きく左右される仕事をやっている人以外であれば、自宅のホワイトニングで到達できるレベルで十分だと個人的には思う。
(ちなみに、クリニックに通いながら自宅でもホワイトニングを行うことを「ハウスホワイトニング」と呼び、クリニックに通わずホワイトニングを行うことを「セルフホワイトニング」と呼ぶ。)
自宅でできるホワイトニングは「自然な白さ」まで
ホワイトニングに仕組みについては、以下の記事に詳しく書いている。
専門の歯医者で行ってもらうホワイトニングの施術について解説しているのだが、
- 「ブリーチング」…過酸化水素などを使って歯の象牙質を漂白する
- 「マスキング」…歯のエナメル質を加工して光を乱反射しやすくし、白く見えるようにする
という方法が一般的で、これらは自宅では不可能になる。やってもらいたいなら、専門のクリニックに行くしかない。
上の解説記事をよく読んで貰うとわかるが、「本格的なホワイトニングで歯を真っ白にする」というのは、「不自然なやり方で、本来の白さ以上の歯を作り出している」ということだ。
自宅での「ホワイトニング」は、あくまで自然な範囲で、歯の表面の着色汚れを除去し、汚れがつかないようにコーティングする。
まずは、ホワイトニング用の歯磨き粉で、しっかり歯磨きをする
大前提として、歯が不潔だとどうしようもないので、しっかり歯磨きをすることが重要!
歯を白くしたいのであれば、市販の歯磨き粉ではなく、Amazonなどで購入できる「ホワイトニング用の歯磨き粉」を使うのが良い。
ホワイトニング用歯磨き粉は以下がおすすめ。
値段は、100gあたり1300〜1700円で、市販の歯磨き粉の2倍から3倍ほどの値段がする。
とは言え、大した値段ではなく、朝晩使っても2ヶ月は持つので、1日あたり20〜30円ほど。歯の白さを意識するのであれば、迷わずホワイトニング用の歯磨き粉を買うべきだ。
歯の着色汚れは歯を黄色く(あるいは黒や灰色に)見せるので、まず歯の表面を清潔にしておくのは基本中の基本だ。
白い歯のために、まずは歯磨きをしっかりやろう!
ただ、歯ブラシはむやみに磨きすぎると、歯の表面に傷をつけて、そこに汚れが溜まって逆効果になる場合もある。
正しい歯ブラシの仕方についても記事を書いているので、できれば参考にして欲しい。
むやみにゴシゴシ磨くのは逆効果なるので気をつけよう!
歯ブラシでは取れない汚れもあり、その場合には「専用のジェル」と「マウスピース」を使う。
自宅でのホワイトニング用マウスピース
ブラッシングだけでは、歯の着色汚れを取り除くのに限界がある。そのために開発されたのが、ホワイトニング用の「ジェル」と「マウスピース」だ。
販売総数が最も多く、知名度が高いのが以下の「be smile(ビースマイル)」という製品。
歯に専用の「ジェル」を塗って、タイマー付きの「マウスピース」を10分のあいだ咥える。
歯ブラシだけでは限界がある歯の着色汚れを除去し、かつ汚れ(ステイン)を落とした後の隙間をコーティングすることで、歯に汚れが付着しにくくなる。
イメージ動画を見ればわかりやすい。
使い方は簡単で、歯磨きしたあと、ジェルを塗ってからマウスピースを10分間咥え、そのあとでまた歯を磨く。
これが、自宅でできるホワイトニングの王道の方法。これ以上のことは歯医者に行かなければできない。
値段は5,000円程度で、クリニックに通ってホワイトニングするよりはだいぶ安い。
自宅でのホワイトニングの良さは「清潔さ」
ここで紹介してきた自宅でのホワイトニングは、ようするに何をやっているかと言うと、「歯の表面の汚れを落として、歯を綺麗にしている」。
これに関しては、かりに歯の白さを気にしなかったとしても良いことだ。
健康面や口臭などのエチケット面を考えれば、歯は綺麗であるに越したことはない。
ちゃんとやれば、長年の着色汚れや、コーヒーや煙草などで歯が黄色くなっている人ほど、効果を実感できるだろう。
歯科医で行う「本格的なホワイトニング」を行う場合でも、ここで紹介してきたホワイトニングと併用するのが普通。
薬剤を使って「象牙質」を脱色する「ブリーチング」などの方法を行う場合でも、表面を綺麗にしていなければ意味がない。
だから、まずは「自然な白さ」を目指して自宅でホワイトニングしてみて、もし満足行く白さにならなかった場合は、歯医者でホワイトニングを頼む、という手順でもいいかもしれない。
ただ、短期間で歯を白くしたい場合は、やはり専用のクリニックに行くのが手っ取り早い。
都内のクリニックに通える人なら、以下のホワイトニング専用クリニックがおすすめ↓
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