「キリスト教」や「聖書」を学ぶためのおすすめ本を紹介

「キリスト教」や「聖書」を学ぶためのおすすめ本を紹介していきたいと思う。

「キリスト教」や「聖書」は、世界の教養であり、文化、歴史、エンタメなど、キリスト教的な知見がなければ理解できないものはあまりにも多い。

当記事では、キリスト教を勉強したい人向けのおすすめ本を、厳選して紹介&解説している。参考にしていってほしい。

図解 世界一わかりやすい キリスト教

著者 :富増章成
出版社:KADOKAWA
発売日:2014年5月23日

とても簡潔な、キリスト教の一般向け入門書。

「世界標準の教養をすばやく身につける。」がコンセプト。キリスト教に関する常識的な内容をまとめている。図解とカラー写真が豊富なので、一瞬で読めるし感覚的に把握できる。

キリスト教を学ぶためには、ビジュアルで把握することも必要になってくる。

深い内容までは踏み込んでいないが、基礎的な知識がとてもよくまとまっているので、何度も見返すためにも使える。一冊持っておいて損はない。

しっかり学ぶための前準備としても有用。

 

この一冊で「聖書」がわかる!

著者 :白取春彦
出版社:三笠書房
発売日:2015年7月21日

キリスト教を学ぶ上で、「聖書」は、まさに欠かすことのできないバイブルだ。

「聖書」は、そのまま読んでも、ストーリーなどはわりと面白く読めるのだが、事前に解説書を読んでおくことで、より面白くなるし、断然理解できる。

というか、事前知識がないと「聖書」はほとんどわからないと思う。

本書は、「聖書」の解説書として、わかりやすく、面白い。

地図や絵柄が多く、旧約と新約、ユダヤ、キリスト、イスラムの違いとなど、背景知識がしっかりと解説されている。

この解説書だけでも、しっかりとした教養が得られるだろう。

 

上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門

著者 :上馬キリスト教会
出版社:講談社
発売日:2018年11月29日

Twitterで10万以上のフォロワーを持つ人気アカウント「上馬キリスト教会」が、日本人向けに、ゆるく「聖書」を解説する。

福音派(「聖書」を重視する立場)で書かれていて、わかりやすいが、内容はそこそこガチ。

キリスト教について親しみを持って学ぶことができる。

誰かに話したくなるような「聖書の面白さ」を堪能できるし、教養も身につく。

 

キリスト教と日本人

著者 :石川明人
出版社:筑摩書房
発売日:2019年7月10日

「キリスト教」と「日本」の関係について論じた本で、キリスト教と日本文化、両方の知見が深まる素晴らしい内容。

キリスト教や聖書の教えを単体で学ぶよりも、自分たちの文化とキリスト教という世界宗教を、相対的な視点で眺められるようになる。

「そもそも宗教とは何か?」「そもそも信仰とは何か?」という大きなテーマがあり、知的な面白さに引っ張られて、グイグイ読める。

 

キリスト教は役に立つか

著者 :来住英俊
出版社:新潮社
発売日:2017年4月27日

やや挑発的なタイトルのようにも思えるが、客観的にというより、主観的にキリスト教の恩恵を捉えた本。

今まで信仰とは無縁だった東大卒のエリートサラリーマンが、いかに現代においてキリスト教を受容し、カトリック司祭にまでなったかを語る。

主体的な姿勢がありながらも、様々な作品を引用しながら、総体的にキリスト教の「救いの構造」を解説する。

知力と信仰が合わさった、とても素晴らしいキリスト教の解説書。

 

仁義なきキリスト教史

著者 :架神恭介
出版社:筑摩書房
発売日:2016年12月10日

『完全教祖マニュアル』などの著者による、キリスト教の歴史の解説。

キリスト教にまつわるゴタゴタを、ヤクザの抗争に見立てて、めちゃくちゃ面白く解説する歴史エンターテインメント。

冒涜的な内容とも言えるが、わかりやすく、ものすごい勢いであっという間に読める。

キリスト教の重要人物や歴史など、横文字が多くて覚えにくいが、本書を読んでいればいつの間にか頭に入っている。

「キリスト教の歴史を勉強したい&面白い本が読みたい」という人におすすめ。

 

歴史の中の『新約聖書』

著者 :加藤隆
出版社:筑摩書房
発売日:2010年9月10日

「キリスト教の成立史」を探求&解説する名著。

キリスト教における「聖書」である『新約聖書』は、内容にけっこう矛盾があるのだが、歴史的状況をおさえながら、いかにそれが成立したかを解き明かしていく。

キリスト教の前提である「ユダヤ教」についても詳しくなる。

本格的な内容だが、思考の切れ味が鋭く、爽快な読み心地がある。

 

キリスト教講義

著者 :若松英輔、山本芳久
出版社:文藝春秋
発売日:2018年12月15日

宗教と哲学に造詣の深い2人による、知的好奇心に溢れるキリスト教講義。

様々な視点から「キリスト教」が語られ、単なる知識に留まらない、本格的な教養が得られる。

宗教の深さ、温かさ、怖さ、不思議さなど、非キリスト教の自分にも伝わってきて、感動を覚えた。

キリスト教に対する基礎知識を得て、もっと学びたいと感じた人は、ぜひ読んでみてほしい講義。非常に素晴らしい内容。

 

なんでもわかるキリスト教大事典

著者 :八木谷涼子
出版社:朝日新聞出版
発売日:2013年12月20日

クリスチャン、キリスト教関係者などから、絶大な評価と信頼を得ている、キリスト教の大辞典。

日本語でキリスト教をしっかり学ぼうとする人は、持っておきたい一冊。キリスト教を勉強するときの副読本として使える。

翻訳者や研究者に仕様にも堪えるくらい、きっちりとした仕事が為されている。

わかりにくく細かいところもしっかり解説されていて、ネットで検索するよりも本書をちゃんと見たほうが絶対に良い。本当に「なんでもわかるキリスト教大事典」だ。

ここまで本格的な内容なのに価格も安い。西洋の文化や宗教に触れるうえで、本書を必要とする人は多いだろう。

 

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