どうも、コーヒー大好きドラゴン忍者です。
この記事では、おすすめの「コーヒー豆」を、「格安編」と「高級編」に分けて、それぞれランキング形式で紹介していく。
コーヒー豆を比較する上で参考になるように
- 「メーカー」……輸入、加工、販売しているメーカーの名前
- 「生豆生産地」……コーヒー生豆を生産した地域
- 「価格」……わかりやすく1グラムあたりの値段を算出。コーヒーの価格は変動しがちなので目安として捉えてほしい
- 「内容量」……1袋あたりの量。少ないほど保存が楽ラクになる。価格はグラムあたりで出しているので、保存しやすさの指標として
を表示している。
また、「苦味」「酸味」「コク」「キレ」を★で評価している。これはコーヒーの味の相対的な傾向を表すものであり、★が多ければ良いというわけではない。例えば、苦味が強いのが良いことなのかどうかは、当人の好みによるからだ。
ランキングは個人の独断と偏見が多分に含まれているが、コーヒーに詳しくない人からすればかなり参考になる内容になったと、自信を持って言える。
豆からコーヒーを挽く場合、「コーヒーミル」か「全自動コーヒーメーカー」が必要になるが、器材さえ持っていれば、味も良くて保存もラクなのでメリットが多い。
普段からコーヒーを良く飲む人は、豆から買うのがいいと思う。
各メーカーや豆の特徴についてなど、けっこう詳しく紹介&解説しているので、良質なコーヒー豆を探している人は、ぜひとも参考にしていってほしい。
【格安編】コーヒー豆おすすめ比較ランキング(業務用・コスパ重視)
おすすめのコーヒー豆(格安)を、ランキング形式で第1位から順に発表していく。
「格安」の定義は、1gあたり2円台までのもの。価格と量にこだわる人はこちらを参考に。
KIRKLAND (カークランド) シグネチャー スターバックス ロースト ハウスブレンドコーヒー
生豆生産地:メキシコ
価格:約2.5円/1g
内容量:907g
苦味:★★★★
酸味:★★★
コク:★★★
キレ:★★★
「コストコ」で売っているスタバのコーヒー豆。コストコは会員制で格安の倉庫型小売チェーンだが、会員にならなくても、Amazonや楽天で普通に買えるものもあり、この商品もその一つ。
「KIRKLAND(カークランド)」というのはアメリカの地名で、「カークランドシグネチャー」はコストコの主要なプライベートブランドの名称。
コーヒー好きなら誰もが知っているスターバックスのハウスブレンドコーヒー豆で、手頃な価格なのに味がとても良い。スタバ好きとか関係なくおすすめできる神製品。
やや深煎りだが、万人受けするであろうクセのないコーヒー豆で、ブラックで飲むなら特におすすめ。苦味と酸味のバランスが良く、極端なキレやコクが無いので、毎日飲んでも飽きのこないハウスブレンド。
親しみやすい口当たりと、心地のよい余韻があり、「やっぱり豆から挽くコーヒーは良いなあ」としみじみ思わせてくれる。
味と香りが抜群に良く、それを加味すればありえないほどのコスパの良さで、「コーヒー豆からコーヒーを作ること」のメリットを存分に味わえる一品。「コーヒーミル」や「全自動コーヒー」を買って、コーヒー豆デビューをする予定の初心者にも自信を持って薦められる。
単なるお徳用とか業務用のくくりで捉えてほしくはない。普通に味が良いコスパ最強コーヒーなので、ぜひ検討してみてほしい。
豆の質とコスパの高さにおいて、最もおすすめできるコーヒー豆だ。
KIRKLAND (カークランド) シグネチャー スターバックス ロースト エスプレッソコーヒー
生豆生産地:グアテマラ
価格:約2.6円/1g
内容量:907g
苦味:★★★★★
酸味:★
コク:★★★★
キレ:★★★
「コストコ」のプライベートブランド「カークランドシグネチャー」のコーヒー豆で、質の良さと価格の安さが両立した素晴らしい製品。
万人向けの「ハウスブレンドコーヒー」と違って、こちらは苦味とコク重視の「エスプレッソコーヒー」。
豆が焦げる限界まで真っ黒にローストした、エスプレッソ仕様のコーヒー豆。コーヒー生豆は、深く焙煎すればするほど苦味が強くなり酸味が弱くなるのだが、最大まで焙煎した苦味の強いバージョンだ。
ちなみに、「エスプレッソ」というのは、豆の種類ではなく圧力をかけてドリップする抽出方法のことで、ペーパードリップよりも苦味を引き出すことができる。最大限に苦味を引き出したいのであればエスプレッソマシンが必要だ。(エスプレッソマシンは「デロンギ」のものなどが有名だが、全自動コーヒーメーカーと比べてもかなり高価なので、買うならそれなりに予算が必要。)
エスプレッソマシンがなくても、普通のコーヒーメーカーやペーパードリップでも飲むことができる。酸味の引き締まる感じがまったくないので、飲み慣れていないと渋く感じると思うが、コーヒーの苦味中毒の人はぜひ試してみてほしい。ただ、常識的な範囲の苦味を求めるのであれば、「ハウスブレンド」のほうがずっと飲みやすい。
UCC ROAST MASTER 豆 マイルド for BLACK コーヒー豆
生豆生産地:ブラジル
価格:約2.5円/1g
内容量:180g✕2
苦味:★★
酸味:★★★
コク:★★★
キレ:★★★
「UCC上島珈琲」による、家庭用に丁度よくブレンドされたコーヒー豆。
価格が安い上に、1袋180gと、保存が簡単な容量で提供されるのが魅力。500g前後のジップロックや瓶があれば収まるし、すぐに使い切りやすいので袋のまま保存しても大きく味が劣化することはないだろう。
「UCC上島珈琲」は、1933年に創業された日本のコーヒー業界を牽引してきたリーディングカンパニーで、世界で初めて「缶コーヒー」を発売したメーカーでもある。インスタントコーヒーやレギュラーコーヒーなど、一般消費者向けの手頃な商品を数多く販売しているが、コーヒー豆の状態でも売っている。
無難で口当たりの良いコーヒー豆で、この「マイルドブレンド」のタイプは、ブラックコーヒーで飲むと美味しく感じる、丁度よい苦味と酸味になっている。
ブラジル産の完熟豆を使い、コーヒー特有の甘味が生まれるようじっくりとハイロースト(中煎り)に焙煎し、日本人の口に馴染むテイストに仕上がっている。
安価でクオリティが高く、UCCブランドを裏切らない、コーヒー好きも納得する一品。
キーコーヒー PREMIUM STAGE(プレミアムステージ) スペシャルブレンド
生豆生産地:ブラジル、コロンビア
価格:約2.2円/1g
内容量:200g
苦味:★★★
酸味:★★★
コク:★★
キレ:★★★★
「キーコーヒー」は、コーヒーの小売、卸売を行っている会社で、店頭にはあまり並ばないものの、プライベートブランドをネットなどで販売していて、高い人気を誇る。
「コーヒーを極めよう」が理念で、手頃な価格ながら、質の高いコーヒー豆を提供してくれている。
価格の安さもさることながら、200グラムという小分けの量で売られているのが嬉しい。特別に保存方法に気を使わなくても、豆が劣化する前に使い切ってしまえるだろう。
苦味と酸味のバランスが良く、爽やかなキレを表現したブレンド。けっこう珍しいタイプの味だが、不思議としっくり来るようなちょうど良さがある。
ハマる人も多いであろう、工夫されたブレンドだと思う。人によって好みは別れるかもしれない。
高級アラビカ種の豆を100%使用していて、質の高さも目を見張るものがある。
値段の安さ、量の手頃さ、豆の質、すべてが高評価で、なかなかにおすすめできる良製品。
澤井珈琲 コーヒー 専門店 コーヒー豆 2種類 2kgセット
生豆生産地:南米、東南アジア
価格:約1.2円/1g
内容量:500g✕4
苦味:★★★
酸味:★★★
コク:★★★
キレ:★★
Amazonベストセラー1位の常連になっているコーヒー豆。グラムあたりの価格が異常に安い。
澤井珈琲は、鳥取のコーヒー卸小売業会社で、Yahoo!ショッピングや楽天ショップオブザイヤーをとったりなど、ネット通販に力を入れている。ネットで買えるお徳用・業務用コーヒー豆の中では、安定しておすすめできる商品。
ハイロースト(中深煎り)の「ブランド・フォルテシモ」と、フレンチロースト(深煎り)の「ビクトリーブレンド)を、それぞれ1キロずつ合計2キロで2000円台と、驚異的な価格。(★評価はブレンド・フォルテシモのほうを適用)
味と香りだが、そこまでクオリティが高いとは言えない。安いなりの質の豆。自宅で、豆からコーヒーを挽くくらいこだわっている人なら、もう少し高い豆を買ったほうがいいかもしれない。しかしそれでも、同価格帯のインスタントコーヒーなどよりは全然美味しいので、安さを重視するのであればアリ。
500gの袋が4つ来るが、開封前なら袋のまま冷暗所で保存しておけるので、ラクと言えばラク。
安心して買える圧倒的な安さの豆で、量も非常に多いので、家族で飲んでも全部消費するには3ヶ月以上かかるだろう。
オフィス用や業務用に向いている。
UCC ROAST MASTER 豆 リッチ for LATTE コーヒー豆 180g×2個
生豆生産地:タンザニア
価格:約2.5円/1g
内容量:180g✕2
苦味:★★★★
酸味:★★
コク:★★★★★
キレ:★★
「UCC上島珈琲」が提供するコーヒー豆で、シティーロースト(深煎り)に焙煎したリッチブレンド。
深煎り焙煎の豆の中でも、煎り方は手加減していて、「イタリアンロースト」や「フレンチロースト」のような、エスプレッソ仕様の豆ほどの苦味はない。
苦味というよりは、コク深さを重視して挽きたてていて、ラテで(牛乳と混ぜて)飲むと美味しく感じるようなブレンドに仕上がっている。
ミルクや砂糖と混ぜると、丁度よい香ばしさが漂い、とてもしっくり来るビター感。牛乳と調和するような、コーヒーならではのコクが表現されている熟練のローストだ。UCCの焙煎技術の高さが光っている。
コーヒー豆としてはかなり安価なほうだが、豆の質は十分に高い。
毎日のコーヒー、家庭の味になるような、UCCならではの優しいコーヒーといった印象。
アバンス 徳用 キリマンブレンド
生豆生産地:タンザニア、コロンビア
価格:約1.3円/1g
内容量:500g
苦味:★★
酸味:★★★
コク:★
キレ:★★★
お茶の加工やコーヒーの輸入を行っている埼玉の企業「国太楼(くにたろう)」のお得用コーヒー。
パッケージや宣伝、ブランディングにコストをかけていないが、そのぶんめちゃくちゃ安い!
500g単位の常識的な量から買えるコーヒーとしては、市販のものではトップクラスに安いと思う。
しかも格安コーヒーの中では、普通に美味しく飲めるクオリティ。決して「安かろう悪かろう」ではなく、それなりの品質を保っている。
すっきりとした飲み口のキリマンジャロブレンドで、コク深さは無いものの、爽やかで飲みやすい。格安コーヒーはコクと苦味で雑味をごまかすテイストのものが多いが、それと比較してわりと珍しいタイプのブレンドのように思う。
知名度は低いが、Amazonなどの通販では人気商品であり、コスパを重視するなら十分に選択肢に入る。
特に香りが良い。苦味の豊かさを重視する人には向いていないかもしれない。
加藤珈琲店 ゴールデンブレンド コーヒー 500g 珈琲豆
生豆生産地:南米
価格:約1.6円/1g
内容量:500g
苦味:★★★
酸味:★★
コク:★★★
キレ:★★
名古屋にあるコーヒー企業「加藤珈琲店」の格安コーヒー豆で、人気No.1のゴールデンブレンド。
非常に安く、1袋500gという使い切りやすい価格で売っているのも魅力。
万人向けのシティーローストで煎られていて、コーヒーの甘味を引き立てる味わい深さが重視されている。
口当たりがマイルドで飲みやすく、安いけれど「上質」という言葉が似合うテイストになっている。
値段相応の安っぽさはあり、同じ格安というカテゴリーでも、1グラムあたり2円台の豆には、主に「雑味の無さ」「コクの深み」という点で及ばない。
しかし、手軽さと安さは魅力的で、十分におすすめできるコーヒー豆。
藤田珈琲 プレミアムラオスブレンド
生豆生産地:ラオス
価格:約1.1円/1g
内容量:500g✕4
苦味:★★★★
酸味:★★
コク:★★
キレ:★★
喫茶店から始まった大阪のコーヒー屋「藤田珈琲」が提供。
数あるお得用・業務用の格安コーヒーの中でも、トップを争う安さ。数種類の豆を抱き合わせしているわけではなく、すべて単一の豆なので使いやすい。
「ラオス産」のコーヒー豆をメインに使うことで、低価格を実現できている。
ラオスは、東南アジアで唯一海に面していない国で、高原や山岳地帯の多い国土なのでコーヒー栽培に適している。ラオスの国内最大の輸出農作物は「コーヒー」だ。
南米の高級コーヒーと違って、香りは物足りないが、味はしっかりしている。苦味がやや強めで、雑味もある。
こだわりのある人はおそらく不満に思うだろうが、普通にちゃんとしたコーヒー豆だ。コーヒーメーカーで豆の状態から砕けば、インスタントコーヒーよりはずっと美味しいぞ!
コーヒー豆 珈琲 4大陸珈琲福袋
生豆生産地:ブラジル、グアテマラ、エチオピア、東南アジアなど
価格:約1.2円/1g
内容量:450g✕4
苦味:-
酸味:-
コク:-
キレ:-
コーヒーの世界にも「福袋」といったものが存在する。
コーヒーの卸売や業務用の販売を行っている「チモトコーヒー」による、特大コーヒー豆セット。
「アメリカンブレンド」「ヨーロピアンブレンド」「アフリカンブレンド」「アジアンブレンド」の4種類が入っていて、世界の壮大さを感じさせる命名がとても良い。4大陸?それぞれの味を楽しめる。
他のコーヒー豆と比べて質は悪い。安さは圧倒的なので、とにかく量が欲しいという人におすすめ。
量が多いわりに、種類が一つに定まっているわけでもないので、使い所に困るかもしれない。大家族用かオフィス用の廉価な豆。
【高級編】コーヒー豆おすすめ比較ランキング(グルメ豆・高品質)
おすすめのコーヒー豆(高級)を、ランキング形式で第1位から順に発表していく。
「高級」の定義は、1gあたり3円以上のもの。味と香りにこだわる人はこちらを参考に。
ジニスコーヒー Diniz Coffee スペシャルティコーヒー Specialty Coffee お試しセット
生豆生産地:ケニア、エチオピア、中南米
価格:約8.8円/1g
内容量:100g✕3
苦味:-
酸味:-
コク:-
キレ:-
「ジニスコーヒー」は、知る人ぞ知るスペシャルティコーヒーショップで、品質の高さは間違いない。
コーヒーの主要な生産地ブラジルで生まれ育ったジニス・ペリクレス氏と日本人妻が経営している、鹿児島のコーヒー会社で、質の高いコーヒーを提供してくれる有名ブランド。各地のコーヒー好きからとても高い評価を得ている。
独自のコネで高品質の生豆を探し求め、手作業による焙煎で、それぞれの豆のポテンシャルを最大限に発揮する。
定番のものから珍しいものまで、様々な種類の豆が売られていて、風味の良さを重視したものが多い。
- ラズベリー、アプコット、はちみつ風味の「エチオピア豆」
- グァバ、ブラックベリー、カシス風味の「ケニア豆」
- オレンジピール、ヘーゼルナッツ風味の「コロンビア豆」
- パイナップル、パッションフルーツ風味の「グアテマラ豆」
- マスカット、ベリー系の風味の「ルワンダ豆」
などなど、じっくりと香りと風味を味わえば、それぞれのコーヒーの持つ繊細なニュアンスを感じ取れるだろう。
生産量の限られる高級ブランドなので、当然のように価格は高いが、嗜好品としてのコーヒーの喜びを存分に感じられる優れた製品揃いで、このブランドを愛飲しているコーヒーマニアは多い。
最初に買おうと思っている人に特におすすめなのが、100gずつのお試しセット。高級豆の飲み比べという贅沢な体験ができる。自分好みのものが見つかったらそれをリピートすればいいだろう。お試しセットに含まれない豆が気になるにしても、まずはこれを基準に、という製品。
「コーヒーメーカーも買ったし、味にこだわって高い豆デビューしてみようかな……」と思ってる人にぜひおすすめしたい鉄板。
UCC 珈琲探究 ブルーマウンテンブレンド コーヒー豆
生豆生産地:ジャマイカ、ブラジル
価格:約10.5円/1g
内容量:150g
苦味:★★★
酸味:★★★
コク:★★★★
キレ:★★
缶コーヒーやインスタントコーヒーなど、一般消費者向けのコーヒー製品で大きなシェアを誇る「UCC上島珈琲」だが、最高クラスの豆も提供していて、それがこの「珈琲探求」。
ブルーマウンテンをメインにした極上のブレンドを、1箱150gで提供していて、本当に味にこだわる人向けの高級コーヒー豆。
「ブルーマウンテン」という銘柄は、カリブ海の島国であるジャマイカの、標高の高い地域でのみ栽培される、世界有数のブランドコーヒー豆だ。生産地となる「ブルーマウンテン山脈」は、標高800m〜1200mの寒暖差の激しい過酷な環境で、手作業で栽培するしかなく、数の限られる非常に高価な豆。日本では「コーヒーの王様」と言われている。
ブルーマウンテンは、オリジナリティのある芳醇な香りが特徴で、香りが弱く味のしっかりした豆とブレンドされるのが一般的。珈琲鑑定とブレンドの腕が試される銘柄でもある。
ブルーマウンテンの円熟した甘い香りが引き出され、とても味わい深く美味しいブレンドに仕上がっている。「珈琲探求」の名に恥じない一品。
価格は高いけれど、飲んでみる価値はある。
土居珈琲 コーヒー豆 珈琲豆 お試し プレゼント ギフト
生豆生産地:グアテマラ、エルサルバドル
価格:約9.6円/1g
内容量:100g✕2
苦味:★★★
酸味:★★★
コク:★★★★
キレ:★★★★
「土井珈琲」は、大阪にある会員制、定期配達のコーヒー会社だが、お試し用のプレゼントギフトをネットで買うことができる。
注文を受けてから生豆を焙煎し、最高品質のコーヒーを提供。豆を粉砕したコーヒー粉(レギュラーコーヒー)の状態でも提供しているが、豆のままの状態でも受け取ることができる。器材を持っている人は、「挽きたて」を味わえる豆で買うのがいいかもしれない。できるだけ新鮮な状態で飲みたい。
希少価値が高く高品質な豆を使っていて、「カペティロ農園」のグアテマラ豆、「ラ・レフォルマ農園」をブレンドした、間違いなく日本最高品質の高級コーヒー豆。
まったく雑味がなく、びっくりするくらい心地よい飲み口だが、苦味と酸味が調和した濃厚なコーヒーの味わいがある。フルーティーな香りと焙煎の香ばしさも感じられ、万人が美味しいと感じるであろう隙のないテイスト。
決して安くはないが、値段相応のクオリティは間違いなくある。Amazonや楽天などのネット通販でもお試し用なら気軽に買えるので、ぜひ一度飲んでみてほしい。
siroca×UCC上島珈琲 コーヒー豆 オリジナルブレンド 170g
生豆生産地:コロンビア、ブラジル
価格:約3.5円/1g
内容量:170g
苦味:★★★
酸味:★★
コク:★★★★
キレ:★★★
コーヒー大手「UCC」と、全自動コーヒーメーカーや炊飯器などのキッチン家電を企画立案している「siroca(シロカ)」の、コラボコーヒー豆。
日々の暮らしをより良くするような、シンプルで上質な、普通に美味しいコーヒーがコンセプト。「全自動コーヒーメーカー」で抽出すると美味しくなることを意識して製品開発されている。
まろやかな口当たりで飲みやすく、酸味控えめ、コク深系のブレンド。良い意味でクセがなく、日本人好みの味のコーヒーだと思う。
豆の産地別に別々の段階のローストがされていて、とても丁寧に作られている。
「最高級」ではないものの、手頃な価格と品質の良さがいい感じに合わさったグルメ豆だ。パッケージは無難にオシャレだし、1袋の豆の量も手頃で、毎日の生活にフィットするようによく考えて作られていることがわかる。
「高級豆は高すぎるから無理だけど、味にはそれなりにこだわりたい」という人におすすめ。
小川珈琲店 有機珈琲フェアトレードモカブレンド
生豆生産地:エチオピア、グアテマラ
価格:約3.8円/1g
内容量:170g
苦味:★★
酸味:★★★★
コク:★★★
キレ:★★★
「小川珈琲」は、京都に本社を置くコーヒー会社で、喫茶店の経営もしている。伝統を重視する、質の高いコーヒーの名店。
レギュラーコーヒー(コーヒー粉)の製品が有名だが、コーヒー豆も販売している。
「有機栽培」、「フェアトレード」、「バードフレンドリー」など、国際的なレギュレーションに沿った流通と品質の製品も多い。
中でも評価が高いのはフェアトレードの「モカブレンド」。エチオピア産の、独特の酸味とコクを持つブレンドが難しい豆を、日本人好みの味に仕上げて、とても上質な飲み心地になっている。
クオリティの高い味わいだが、お値段は比較的ひかえめで、お財布にも嬉しい。
フルーティーな酸味と香りのある「モカ豆」は、ビターなコク深系の一般的なコーヒーとは違った味がして、飲み慣れないと戸惑うことも多いかもしれないが、愛好者が多い銘柄だ。
コーヒー好きなら一度は試してみたい味だと思う。
自家焙煎珈琲やすらぎ 【厳選】 極上の珈琲 飲み比べセット
生豆生産地:グアテマラ、インドネシア、エチオピア
価格:約5.3円/1g
内容量:100g✕3
苦味:-
酸味:-
コク:-
キレ:-
けっこうお得な、高級豆の飲み比べセット。
「自家焙煎珈琲やすらぎ」は、注文受注後の焙煎を徹底する、鮮度にこだわるメーカーで、質の高いコーヒー豆を提供している。
生豆の段階、焙煎後の段階、袋詰めする段階で、それぞれ手で不良豆を取り除く「トリプルハンドピック」が売りで、安いメーカーの豆と違い、袋を開けると整然と綺麗な豆が詰まってる感じがする。
飲み比べセットは、グアテマラ豆で香りが良く一番人気の「やすらぎブランド」、インドネシア豆でコク深系の「マンデリンブレンド」、エチオピア豆で花のようなフレーバーと酸味の「イリガチャフブレンド」、のそれぞれ3種類が100gずつ詰まっている。
高品質な高級コーヒー豆にしては価格は安めで、「良い豆を飲んでみたい」という人の高級デビュー用にもおすすめ。
成城石井 フレンチロースト
生豆生産地:ブラジル、ペルー
価格:約3.1円/1g
内容量:450g
苦味:★★★★
酸味:★
コク:★★★★
キレ:★★
輸入食料品を多く扱う高級スーパーマーケット「成城石井」がブランディングしているコーヒー豆。
いくつか種類があるが、かなり深めに焙煎した「フレンチロースト」が最も人気。
エスプレッソ用に最も深く煎った「イタリアンロースト」の一歩手前の焙煎度合いで、苦味の強い濃いめのコーヒー。
エスプレッソマシン用ではなく、普通にペーパードリップが合う、極端すぎない苦めのブレンドで、食後のリラックスタイムや、お菓子と一緒になど、一息つけるような深い味。
手頃な価格で質も十分に高く、おすすめできる。
ただ苦いだけではなく、芳醇なコーヒーならではの甘味があり、安い豆とは一線を画する味の良さがある。
KALDI(カルディ)【焙煎珈琲】プレミアムブレンド
生豆生産地:ブラジル、コロンビア、グアテマラ
価格:約6.3円/1g
内容量:200g
苦味:★★★★
酸味:★★★
コク:★★★★
キレ:★★
「カルディコーヒーファーム」は、下北沢とかにある、賑やかな裏路地に入り込んだような、オシャレで綺羅びやかなコーヒーショップ。店頭でコーヒーを配ったりしていて、東京在住の人は一度は目にしたことがあるはずだ。
店舗で買うのが楽しいが、ネットでも買うことができる。
3種類の豆をうまくブレンドし、それぞれの味が最大限に引き出されている。一口飲むとすぐに分かる芳醇な口当たりで、とても豊かな味わい。
濃厚なのだけど、野暮ったさはなく、酸味が効いているので飲み口はスッキリしている。
最近は色んな駅にお店を展開しているし、現地に足を運んで買ってみるのがおすすめ。オシャレなお店でコーヒー豆を買ってみるのも、コーヒーの美味しさに寄与する体験だと思う。
Musetti(ムセッティー) エボリューション コーヒー豆
生豆生産地:ブラジル、エチオピア
価格:約6.6円/1g
内容量:250g
苦味:★★★★★
酸味:★★★
コク:★★
キレ:★★★
「ムセッティ」は、イタリアの老舗コーヒー会社で、世界中の産地から厳選された良質なコーヒー豆を集めている。イタリアの伝統的な製法にこだわりを持っている。
コーヒーの焙煎において、「イタリアンロースト」というのは最も深煎りを表す言葉であり、エスプレッソなど、イタリア式のコーヒーはこの上なく苦いことで有名だ。
「ロッサ」「クレミッシモ」「パラディソ」「エボリューション」というバリエーションがあって、後者になるほど高価になり、ミルクと相容れないような味になっていく。洗練された深煎り豆は、苦味が強いにもかかわらず確かな酸味とキレが存在し、独特のストイックさを追求するような鋭いテイストになる。
安くはないが、どうせイタリアのコーヒーを飲むなら、上質な苦味の「エボリューション」を選びたい。
一応、ペーパードリップなど一般的な抽出方法向けのレギュラーコーヒー豆だが、かなりの深煎りなので、当然のようにエスプレッソに合う。(イタリア人にとっての「コーヒー」は「エスプレッソ」を指すらしい。)
デロンギのエスプレッソマシンを持っている人はそれを使ってもいいし、普通のコーヒーメーカーやコーヒーミルでも、苦い豆が好みなら選択肢としてアリ。
キーコーヒー LP トラジャブレンド 200g
生豆生産地:インドネシア、メキシコ
価格:約3.8円/1g
内容量:200g
苦味:★★★★
酸味:★★★
コク:★★★★
キレ:★★★★
「トアルコ トラジャ」という、インドネシアの高級コーヒーを中心にブレンドした、「キーコーヒー」が最もこだわる一品。
物語のあるコーヒー豆で、17世紀から栽培されていたインドネシアのコーヒーは、一度は王侯貴族に珍重されるなど評価を得ていたが、農園が荒れ果てて市場に流通しなくなった。「キーコーヒー(当時の木村コーヒー)」は70年代から、インドネシアに社員を派遣して再生プロジェクトを始め、幻のコーヒーだった「トアルコ トラジャ」を復活させた。
キーコーヒーが誇る銘柄で、力強いコクとキレが特徴。独特の格調高い味わいと、上品な香りもある。
正直なところ、南米の高級品種と比較すればややクオリティは落ちるものの、不味いコーヒーでは決してない。
キーコーヒーの製品の中では群を抜く味の良さで、値段も比較的手頃なので、気になる人は試してみてほしい。
TOKYO COFFEE 東京コーヒー オーガニックブレンド 自家焙煎コーヒー
生豆生産地:不明
価格:約7.0円/1g
内容量:200g
苦味:★★
酸味:★★
コク:★★★
キレ:★★
「東京コーヒー」は、オーガニックコーヒーにこだわる、けっこう思想性の強いブランド。
昔はコーヒーを飲むたびになぜか気持ち悪くなってしまっていた創始者の一人が、有機栽培で自家焙煎のコーヒーの美味しさに目覚めて、それをみんなに味わってほしいという理由で始まったらしい。小笠原諸島で日本産のコーヒーを育てたりしている。
化学肥料を使わない「有機栽培」に徹底してこだわり、コーヒーの健康効果にも着目している。
「オーガニック・新鮮・自家焙煎」の3つが信条で、一定の指示を集めている。こういうメーカーがあるのもコーヒーの多様性の一つとして面白い。
味のぼやけたマイルドなタイプのブレンドで、雑味が少ないのに濃厚で、とても優しい味がする。
価格の高さを考えると割高な感じは否めないものの、オーガニックにこだわる人にはおすすめ。
コーヒー豆を買った後の注意点・保存法のアドバイス
コーヒー豆を買った後、入っていた袋のまま保存しておけるのだが、できればより気密性の高い「ジップロック」や「コーヒーキャニスター」などの容器に保存したほうがいい。
ちなみにコーヒー豆は、液体などと違ってかさばるので、豆のグラムの約3倍ほどの容器が必要と考えたほうがいい。
例えば、コーヒー豆200gだったら、600ml以上の入れ物が必要だ。
1000gだと、ジップロックで言えば、1900mlの大型のものが2つ必要になる。
空気が入りにくい容器に入れた後は、ちゃんと蓋を閉めて、湿度や紫外線を避けて、冷暗所に保管するのが最も良い。
また、いくら保存状態がコーヒー豆の経時劣化は避けられないので、焙煎からなるべく2週間〜1ヶ月の、鮮度の高い状態のときに飲むのが望ましい。
高級コーヒー豆は、1袋100g〜300gのものが多いが、それは2週間以内くらいに飲んだほうが味が良いからだ。味の良さを求めるのであれば、手間はかかるが、小分けにして頻繁に注文するのがいいだろう。
コーヒー豆の保存方法や賞味期限について、より詳しく知りたいなら以下の記事を読んで欲しい。
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