レッド・デッド・リデンプション2の個人的な評価&感想【RDR2レビュー】

2018年10月26日にロックスター・ゲームスから発売されたPS4・Xbox Oneソフト、「RDR2(レッド・デッド・リデンプション2)」の、個人的なレビューを書いていきたいと思う。

「レッド・デッド・リデンプション」は、西部劇をテーマにした、オープンワールドのクライムアクションゲーム。ディベロッパーである「ロックスター社」は、「GTA(グランド・セフト・オート)」などのタイトルでも有名だ。

最高峰の技術力、大人数の開発チーム、膨大な開発期間を経て作られた超大作なので、名前くらいは耳にした人も多いかもしれない。

今回は、RDR2(レッド・デッド・リデンプション2)を買おうかどうか迷っている人に向けて、正直な評価と感想を書いていきたい。ネタバレは無しで、詳しくない人にとっても参考になるように意識しているので、ぜひ読んでいってくれ!

 

YouTubeに投稿されている公式のトレーラーは以下↓

 

公式のゲームプレイ説明動画は以下↓

 

 

レッド・デッド・リデンプション2の個人的な評価&感想

実は当ブログでは、ゲームレビューをするときは、トピックごとに100点満点で点数をつけたりしてレビューすることが多いのだが、「RDR2」は非常にクセのあるゲームなので、点数などで一概に評価することが難しい。

一言でレビューするなら、「めっちゃクオリティが高いけど、めっちゃ人を選ぶ」、といった感じだ。

個人的な印象では、「アメリカ人の琴線に触れるゲーム」なのかな、という感想をすごく持った。

間違いなく良ゲーなんだけど、日本のゲームシーンに慣れ親しんだ人がプレイして楽しく思えるのかどうかは、ちょっと微妙なところがあるかもしれない。

 

「ザ・アメリカ」といった感じでクセが強い

アメリカという国は、多様性というか無国籍性というか、なんかフラットで万人に受け入れられるようなイメージがあるけど、実はかなり特殊な性向を持ってる部分もあると思う。

例えば、世界的に人気のある「サッカー」はアメリカではなぜか人気がないし、「アメリカンフットボール」や「バスケットボール」のような、世界的にはややマイナーなスポーツがアメリカでは超メジャーだ。ゲームに関しても「アメリカ人好み」というやつがあって、「RDR2」はまさにそういうゲーム。

「RDR2」の開発元である「Rockstar Games(ロックスター・ゲームス)」は、アメリカを象徴するようなゲーム会社だ。

ロックスターで最も有名なタイトルと言えば、街中で自由に犯罪を楽しむクライムアクションというジャンルの「GTA(グランド・セフト・オート)」だろう。日本では「グラセフ」の略称で親しまれていて知っている人も多いと思う。

「グラセフ」もかなり人を選ぶゲームだが、「RDR」は下手をするとそれ以上にクセが強い。

まず、両シリーズに共通する特徴でもあるのだが、主人公がガチの犯罪者(無法者)だ。

「RDR2」の主人公アーサーは、ギャングの一員で、ゲーム開始時からすでに、連邦捜査官や賞金稼ぎから追われる立場。

「貧者や弱者からは奪わない」という信条のあるギャンググループで、無法者の中でもそれなりに倫理観のある「良い悪党」といった感じなのだが、犯罪者であることに変わりはない強盗や殺人を普通にするし、道行く一般人を攻撃することもゲームシステム上可能になっている。だから、RDR2も18歳以上が対象のゲームとなっている。

暴力とかアウトローが嫌いな人は、その時点で気持ちよく遊べないかもしれない。

また、操作性やゲーム性もちょっと独特。

気持ちいい操作性の任天堂のアクションゲームや、遊びやすいゲーム性のスクエニのRPGなどの基準が当たり前のようになっているプレイヤーは、ちょっと面食らう部分が多いかもしれない。

「Fallout4」や「アサシンクリード オリジンズ」などの人気の洋ゲーと比較しても、「RDR2」はかなりクセが強いほうだと言えると思う。

 

リアル過ぎる

レッド・デッド・リデンプション2の長所でもあり短所ともなっているのが、あまりにリアル過ぎるということ。

リアルすぎるので、「面倒くささ」まで表現されてしまっているのだ。

普通、ゲームというものは、何かしら簡略化されている。

例えば獲物を狩って肉を剥ぎ取るときなんかは、現実では複雑な工程が必要になるが、ゲームの世界では一瞬でそれができるように「簡略化」される。そのおかげで、テンポよく、スムーズにゲームが進むようになる。

一方で、RDR2は、動物の皮や肉を剥ぎ取ったり、皮を鞣したりなど、一つ一つの動作にちょっとした時間がかかり、めっちゃリアルなんだけどそれゆえに面倒くさい

といっても、最低限の簡略化はちゃんと働いているし、ストレスを感じすぎない程度には遅くはない。それでも、他の大作タイトルと比較するなら、かなり遅く感じるというのは事実だ。

ただテンポが悪いというのでもなく、あまりにリアルを追求しているため、他のゲームに慣れた人からすると冗長に感じる可能性が高いというわけだ。

正直、「ここまでこだわる必要ある?」というところまでこだわっていて、狂気を感じてしまうほどだった

 

長編小説のようなゲーム

おそらく、RDR2でもっとも不満になりやすい点を挙げるとするなら、移動時間の長さだろう。

全体を通して馬で移動している時間はかなり多く、一方で馬のスナミナも有限なのでそこまで早いわけじゃない。それを退屈に感じてしまう人は少なくないと思う。

個人的には、RDR2は長編小説のようなゲームだと思っている。

小説における細かい情景描写や心理描写のような、綿密な作り込みは、他のゲームの追随を許さないレベルで圧倒的。このディティールを楽しめるかどうかで、このゲームの評価は大きく変わってくるだろう。

風景の移り変わり、雪山や沼地の雰囲気、細やかな光と影の変化、釣り上げた魚の精緻な造形、ゲーム内で飲む一杯のコーヒーの余韻など、そういうものを楽しむことができる人は、きっとこのゲームが向いている。

「短時間で手っ取り早く満足感を得る」というよりも、「じっくりとその世界に浸る」というような、長編小説のような楽しみ方をするゲームなのだ。

また、登場人物の心理描写も非常に素晴らしいものがある。文学的とも言えるくらい、キャラの感情がとても複雑なディティールで表現されている。ストーリーは、個人的には最高のクオリティだと思う。様々な背景や感情が交錯し、展開も激しいので飽きさせない。ここまで徹底した作り込みで描写することでしかできない表現をものにできているように思う。

そのぶん、操作方法や人物名がおぼつかない序盤はダレる傾向があると思う。中盤あたりから急に面白くなっていく小説だと思ってプレイして欲しいゲームだ。

操作方法などで細かい不満は多々あるが、総合して考えた場合、本作をクオリティが低いと感じる人はまずいないだろう。

無双できて気持ちいいとか、レアアイテムで脳汁ドバー的な、日本のゲームでは当然となっている「サービス精神」みたいなものはそんなに期待できない。なかなか硬派なゲームとも言える。

長編小説を一冊読んでみるような気持ちでプレイすれば、期待を裏切られることはないだろう。

 

コンテンツは膨大、これ一つでじっくりと遊び尽くせる

マップは広大で作り込まれているし、ポーカー、ブラックジャック、ドミノなどのミニゲームもある。

当然ながら収集要素は豊富。馬や銃へのこだわりは、遊んでいるこちらがビビるほどだ。

銃撃戦も、慣れるほど上達していくので、どんどん楽しくなってくる。オンラインの協力プレイや対戦プレイも今後実装される予定もある。

まさに「大作タイトル」と呼ばれるほど、やりこみが豊富なゲームで、これ一本あればかなり長く遊べると思う。

 

どうしても破綻してしまう部分はある

リアリティのあるオープンワールドのゲームは、どうしても破綻してしまう部分はある。

「作り込み」というものにはどうしても限界があり、モブキャラクターがバグとしか言いようのない不可解な行動をしたりすることは日常茶飯事だ。

道中の一般人を襲うこともできる自由度の高いゲームだからこそ、世界観が破綻してしまう場面や、ツッコミどころのある場面は幾度もやってくる。

主人公はギャングだけど倫理観はそれなりにある、という位置づけなのに、一般人から強盗することもシステム上可能だし、そういうミッションも用意されているのは、ちょっとよくわかんない感じ。

変な挙動が起こることや、モブキャラとの会話が噛み合わないようなことも当然ある。

特定の部分の作り込みが細かすぎるだけに、うまく整合性のとれていない部分が目立ってしまうのだ。

例えば、任天堂のゲームの多くは、簡略化(抽象化)することによって、全体のバランスを均一化し、世界観に破綻が出ないように作っている。任天堂性のオープンワールドである「ゼルダ BotW」などは、オープンワールドなのに破綻がほぼないという、驚異的な完成度だ。

一方で、「RDR2」は、作り込んでいる部分とそうでない部分のムラが目立つ。

そういう、ゲーム中にどうしても現れてしまう破綻した部分を許容できるかどうかで、RDR2を楽しく遊べるかどうかが決まってくるかもしれない。

 

遊んでみる価値は絶対にある!

結論としては、序盤に関しては「傑作と呼べるクオリティは間違いなくあるが、日本人プレイヤーには敷居が高い」、という感じで、最後までやった感想としては「オープンワールドとしては微妙だが、メインストーリーは最高」という評価になる。

西部劇的なアメリカ文化の真髄が詰まった最強の雰囲気ゲーとも言えるし、あるいはゼルダBotWなどと比べれば出来の悪いオープンワールドという評価になるかもしれない。

ただ、今までこういうゲームを知らなかった人には、ぜひ一度遊んでクリアしてほしいと思う。プレイ序盤で感じる違和感や面倒臭さを最終的に回収して良さに変換しているくらい、ストーリーは本当に素晴らしいクオリティだと感じた。

実は、メインストーリーだけならそれほど長くはない。寄り道すればいくらでも時間を使うけど、主要なストーリーを追うだけなら、ゲームに慣れた人で30時間、ゲームが苦手な人でも60時間以内にクリアできると思う。

純粋にメインストーリーをなぞるようなプレイの仕方をするだけでも、非常に上質なゲーム体験が得られるようになっている。逆に、オープンワールドとして楽しむなら、操作が冗長すぎて、少なくとも万人受けはしなさそうだ。

遊んでいる最中にどういう感想を抱くにしろ、ストーリーをリアしてみて損をしたと感じるゲームではないように思う。

誰にでもおすすめできる神ゲーとまでは言えないかもしれないが、ゲーマーな人、好奇心や向上心のある人、感受性豊かな人には、ぜひおすすめしたい。

 

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