ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのレビューと、さらなる楽しみ方【BotW評価】

今回は、俺のゲーム人生の中でも、思い出補正抜きで最も高評価のゲームである『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』のレビューを書いていきたい。

いきなり「最も高評価」とか述べてしまったが、まあ神ゲーなのは周知の事実なのでいまさら言う必要はない。

もっとも、当サイトのレビュー記事は、良かったところのみならず、悪かったところも隠さずしっかり書くことにしている。どんな神ゲーでも「合わない」という人はいるだろうし、なるべく参考になるように、あえて欠点も記述することにしている。

ストーリーには触れないので、ネタバレは無しだ。買おうかどうか迷っている人は、ぜひ読んでいってもらいたい。

また、レビューの後で、「ストーリーやDLCをクリアした後でも、こんな楽しみ方があるんだよ」というのも紹介していく。

クリア後にこのレビュー記事を見に来た人にとっても、有用な内容になっていると思う。

 

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのレビュー(ゼルダBotW評価)

先に点数から言うと、100点である。

このソフトが任天堂の最高傑作だと評価する人は多いだろう。

評価が高いというのは、もはや前提である。

その上で、この記事では、「ゼルダBotWのスゴいところ」と、あえての「ゼルダBotWのイマイチなところ」を、それぞれ記述していく。

また、プレイ後の人のために、「さらなる楽しみ方」も紹介していく。

 

ゼルダBotWのスゴいところ①:完成度が高すぎる!

まず、ゼルダBotW』は完成度が非常に高い!

ここで完成度が高いというのは、遊んでいるときに感じる違和感や残念感がまったくないということだ!

通常、「オープワールド」というジャンルのゲームは、自由度が高いぶんだけ、世界が破綻しやすい。シンプルにバグが怒りやすかったり、AIが脈絡のないことをいきなり言い出したりなど、「やっぱり作り物だな〜」感がどうしてもでてきてしまう。

もともと、オープワールドは、「ある程度の作り物感」に目をつむって楽しむゲームだった。

しかし『ゼルダBotW』は、オープワールドで自由度がめちゃくちゃ高いにも関わらず、まったく世界観が破綻しないこれは驚異的なことで、自分を含む、オープワールドに慣れたゲーマーたちも震撼した。

ゼルダシリーズの開発元である「任天堂」は、完成度の高いソフトをコンスタントに出している印象がある。任天堂のソフトはリアル路線よりデフォルメ路線が多いが、「完成度を高めるために抽象度を上げる」というやり方をしている。

任天堂は、ガッツリ抽象化して、そのぶん世界観が破綻しないような完成度の高い作品を作る。

『ゼルダBotW』も、要所要所でデフォルメがとてもしっかり働いていて、オープワールドとしては異色と言うこともできるだろう。そして、それによって完成度を保つことができている。

しかし、それにしても、衝撃的な完成度の高さと言うほかない。

任天堂がオープワールド系のゲームを作ると発表すると、ファンからは「大丈夫なのか?」という不安もあった。しかし、結果的には、期待を大きく上回り、任天堂の実力を世界に知らしめる結果になった。

少なくともこれから数年は、『ゼルダBotW』のレベルで大規模かつ完成度の高いソフトは世に出ないだろう。

 

ゼルダBotWのスゴいところ②:バランス調整が完璧すぎる!

『ゼルダBotW』は、これ以上ないというくらい丁寧に、精密に、バランス調整がされている。

自由度の低い一本道のゲームであれば、バランス調整はそこまでの難問ではない。最初ほど簡単で、後になるほど難しくすれば、一応はちゃんとしたものになるからだ。

一方で、自由度の高いオープワールド系のゲームを、ちゃんとしたバランス調整にするのは至難の技だ。

『ゼルダBotW』以前のオープワールドは、ある程度は諦めていて、オプション画面から自由に難易度を調整できるものがほとんどだった。

「ご自由にお好きな難易度で遊んでください」という感じでやってきた。

一方で、『ゼルダBotW』は、オープワールドであるにも関わらず、難易度調整はできない。

あくまで、「われわれ任天堂の開発チームが設定した味付けで最後まで遊んでくださいね」という感じ。それだけ、バランス調整の腕前に自信があるということだろう。

『ゼルダBotW』は、本当に自由度が高い。「神獣(クリアの目安になる大型ダンジョン)」が4つあるのだけれど、順番はなく、好きな神獣から攻略することになっている。

神獣は、どの順番でやっても理不尽な難易度にならないし、かといってヌルすぎにもならない。

これに関しては、言葉で説明するのは難しいが、遊んでみるとそのスゴさに感動してしまうこと間違いなしだ。

バランス調整がしっかりされているからこそ、全力で自由度の高い世界を遊び尽くすことができる。

「メインストーリー」と呼ばれるような「こういう順番でやってくださいね」というのが、序盤をのぞいて一切ないので、「次はどこに行こうか?」と悩む贅沢なワクワク感を長いあいだ堪能することができるだろう。

 

ゼルダBotWのスゴいところ③:豊富な体験ができる!

『ゼルダBotW』は、プレイヤーによって色んなゲーム体験が可能になる。

どの順序で攻略するかによって、遊んでいる感覚が全然違うからだ。

長編ゲームでありながらも、リプレイ性が高いし、自分でやり直さなくとも、他プレイヤーのゲーム実況動画などを見ても楽しめる。

自分と違った順序でやる人が、どういう感じのプレイになるか」という視点からも、ゼルダの伝説の世界を楽しむことができる。

当然ながら、小さなダンジョンという位置づけである「祠」や、人から発注される「ミニチャレンジ」や、道中の「コログ探し」など、楽しめるコンテンツは膨大だ。

「次はどこに行って何をしようか?」というワクワク感が常にあるし、寄り道をするのも楽しすぎる!

フィールドをただ動き回って、美しい自然を眺めるだけでも、大きな満足感を得ることができるだろう。

「こんなに楽しいゲームがあっていいのか?」という感動をとことんまで味わえると思う。

 

ゼルダBotWのスゴいところ④:ストーリーもめっちゃ良い!

個人的には、「ゲームには感情が引っ張られるようなストーリーって要らないな〜」って思うことも少なくない。

プレイの爽快感とは別に、余計な感情を強く押し付けてくるタイプのストーリーには、辟易してしまうことすら多々ある。

『ゼルダBotW』に関して、「ストーリーのくどくどしさ」はまったくと言っていいほどない。

主人公はすべてを忘れていて、世界中に散らばった断片を拾い集めながら、過去に起こった出来事を解き明かしていくタイプのストーリーなのだけど、描写は非常にあっさりしている。

しかし、それでいて、強く心を撃つし、印象に残るエピソードが多い。

ゲームにおけるストーリーテリングの理想的なあり方と呼べるくらい、とても良く出来ている。

歴史的な神ゲーというのは、本当に神が宿っているのかと思うくらい、あらゆる要素が文句のつけようもないほど完璧に出来てしまっているものなのである。

プレイ中にストーリーを意識することはそんなにはないだろうが、それでも、素晴らしい「物語」だと思っている。

 

ゼルダBotWのスゴいところ⑤:やりこみ要素(DLC)も豊富!

万人が歯ごたえを感じるゲームバランスの『ゼルダBotW』だが、DLCに関しては、かなりハードゲーマー向けの難易度になっている。

自分は「ソウルシリーズ」などの高難易度のゲームが好きだが、それでも「めっちゃムズい!」と感じる歯ごたえの課題も用意されている。

公式が用意したDLCコンテンツを普通にプレイするだけでも、相当なやりこみプレイになると思う。

もちろん、「コログの実」をたくさん集めるために世界の隅々までを駆け回ったり、自分なりの「縛りプレイ」を考えたりと、遊び方は無限にあるといってもいい。

RTA(レコーディングタイムアタック)という競技も流行っているし、遊び尽くそうと思えば、本当にいくらでもやり方がある。

2017年の3月3日に発売されたソフトだが、発売当時から現在(2019年)までずっと遊び続けているプレイヤーもいるくらい、奥深いゲームソフトだ。

世界がとても美しく、遊ぶたびに「癒やし」も得られるので、長い時間プレイしても「やりすぎてしまった……」という後悔を感じにくい作品だと思う。

 

ゼルダBotWのスゴいところ⑥:多くの少年少女の性癖を歪ませた

とにかく「ミファー」が可愛い!

任天堂のゼルダシリーズは、世界中の少年少女の性癖を歪ませてしまうことに定評がある。

多感な時期に遊んだゲームは、大きな影響を受けるものである。

1998年に発売されたゼルダシリーズ『時のオカリナ』では、「ルト姫」という人間ではない「ゾーラ族」のキャラクターがいて、彼女のせいで性癖が歪んでしまったプレイヤーは多いと言う。

また、2002年に発売された『風のタクト』では、「メドリ」という「リト族」のキャラクターがいて、彼女も非常に人気が高い。

ゼルダシリーズの亜人キャラクターは、どういうわけか、独特の強い魅力を持っているのだ。

個人的に、「ルト姫」にも「メドリ」にも、可愛いとは思ったが、性癖を歪まされる、というほどではなかった。

しかし、『ブレスオブザワイルド』の「ミファー」は本当に可愛くて、自分も何かに目覚めてしまったかもしれない! 亜人萌えってやつがちょっと理解できた気がした。

「よくこんなデザインを思いついたな!」ってくらい可愛いし、しかも声つきの動画で見ると本当に可愛い。

ストーリーに関しても、胸に刺さりまくったので、しばらくは他の目的をほったらかして、ゾーラ周辺のクエストばかりをやっていたくらいだ。

これだけ「刺さる!」キャラクターを提示できる任天堂が恐い!

もちろん、ゼルダ姫など、他のキャラクターも非常に魅力的だ。

まあ要するに、いろいろな要素において、『ゼルダBotW』はスゴいソフトってことだ!

 

ゼルダBotWのイマイチなところ①:武器がすぐに壊れる

『ゼルダBotW』の武器は、無限に使える固定武器はなく、相手から奪って使う。

どのような強い武器でも、耐久度が低く、数十回殴るだけで壊れてしまう。

また、武器の修理といった概念もなく、「武器は使い捨て」というのが『ゼルダBotW』の仕様だ。

武器を使って敵を倒し、倒した相手が落とした武器を使ってまた次の敵と戦う……といった感じでゲームが進んでいく。

「耐久度の低い武器を使い捨て」というゲームシステムは、サバイバル感があって、慣れると非常に楽しいものである。

この仕様によって、『ゼルダBotW』の奇跡的なゲームバランスが達成されているし、色んな武器を使いこなす楽しみというのもあるので、一概に欠点と言うことはできないと思う。

ただ、プレイヤーによって好みが大きく分かれる仕様とも言える。

武器ポーチ(武器を持てる数)は限られていて、強い武器が溢れるようになってくると、「こんなに強い武器を捨てないといけない」という「もったいない感」を頻繁に味わうことになる。

値が貧乏性な自分は、「良い武器を捨てなければならない」という状況がややストレス要因ではあった。

 

ゼルダBotWのイマイチなところ②:天候要素がやや理不尽

『ゼルダBotW』の世界では、「天候」がパフォーマンスに大きな影響を与える。

天候はランダム要素が強いが、やや理不尽にゲームプレイを阻害されることが多くて、そこはちょっと萎える部分でもあった。

「雨」が降ると、敵に足音を気づかれにくくなるというメリットがある一方で、崖などは滑って登りにくくなる。

天気の良い日に一生懸命崖を登っていたら、突然雨が降ってきて崖から滑り落ちる……みたいなことがけっこうあって、やや理不尽さを感じないこともなかった。

また、鉄製の装備をしていると雷が落ちてくるというのも、なかなかに天候のシビアさを感じさせられる。

自然の壮大さと美しさを感じられるゲームであり、天候に理不尽な要素が伴うのは、表現として特におかしいことではないかもしれない。

ただ、雨が降ると火も起こせず、できることは大きく制限されるし、プレイヤーによってはストレス要因になりうると思う。

 

ゼルダBotWのイマイチなところ③:自力での完全クリアはほぼ不可能

これも、一長一短ではあるのだが、攻略情報を見ずに、自力で「完全クリア」するのはとても大変。

「祠」や「ミニチャレンジ」といったメインの要素をコンプリートすることはそれほど難しくないが、世界中に散らばったコログを見つけ出すことでもらえる「コログのミ」は、全部で900個もあり、すべて集めようとすれば苦行……というか「ほぼ無理ゲー」になる。

製作者側も、もともと全部集められるようなものとして作ってはいない。

「コログのミ」は、ポーチ(武器や盾や弓の最大所持数)を増やすために必要な収集アイテムだが、441個あればポーチをすべて拡張することができる。

全部で900個あるうちの、半分以下の数を集めれば、「すべてやり終えた」ということになるのだ。

もちろん、「コログのミ」は世界中に散らばっていて、残りの数が少なくなればなるほど難しくなる。

「コンプリートの基準である441個」を最初から収集するよりも、「残りの1個」を見つけ出すことのほうがずっと難しいだろう。

『ゼルダBotW』の世界はあまりに広大なので、まさに「砂漠で一粒の砂金を探すようなもの」って感じになる。

コログの見つけ方はけっこう理不尽なものもあるし、「かなり難しい」というよりは、「原理的には可能だがまず現実的ではない」というレベル。

3年間ほど毎日プレイし続けても、完全クリアできるかどうかはわからないほど。

逆に言えば、「完全クリアなんて不可能だから、自分なりの楽しみ方を見つけようぜ!」という製作者側からのメッセージでもある。

自分もちょっとそうなのだが、几帳面なプレイヤーからすれば、収集できる要素はすべて収集したくなるものである。そういう点では、「自力での完クリ不可能な収集要素」というのは、ちょっと賛否が分かれるものではあると思う。

DLCで、「コログのお面」という、コログ収集を大幅に簡単にしてくれるアイテムが出たが、それでも完クリは現実的とは言えないほど難しい。(攻略情報を見れば、時間をかければ誰でも可能ではあるが。)

見つけられないほどの「コログのミ」は、それだけプレイヤーによって多様なゲーム体験が生まれてくる、ということでもあるし、欠点とは言えない。だが、コンプリート癖のあるタイプのプレイヤーからすると、モヤモヤしてしまう要素ではあると思う。

 

さらなる楽しみ方①:RTAが熱い!

ゲームには、「RTA(Real Time Attack:リアルタイムアタック)」といって、クリアするまでの速さを競う競技がある。

「RTA」はクリア後のやりこみ方の一つである。

『ゼルダBotW』は、世界中で人気があり、RTAが最も盛んなゲームソフトでもある。

ムービーが少なく、いきなりラスボスに向かえるほど自由度が高いゲームなので、RTAの題材として人気が高いのだ。

本来であれば、50時間以上は準備をしてからラスボス(厄災ガノン)に挑むのだが、RTAはいきなりラスボスに挑む。

神業的なプレイで、1時間以内でラスボスを倒す動画がアップロードされ、みんなが盛り上がった。

やがて、40分を切る人が現れ始めた。

さすがに、これ以上はなかなか数字が伸びないのではないかと多くの人が思っていた。

しかし、画期的な技が次々と開発され、記録は更新され続けていった。

そして、2019年になってついに、30分を切る動画が現れた。

RTAの変遷を辿ると、「明確な目標が提示されれば、ヒトは驚くほどにそれを洗練させていくことができる」という人類のスゴさを感じられると思う。

RTAをやろうとするのはややハードルが高くても、ネットにアップロードされている動画を見るだけでも楽しいぞ!

自分で全クリするまで遊んだあとで始めて、RTA勢のスゴさをまじまじと感じることができる。

『ゼルダBotW』に関しては、24時間以上プレイし続けて、DLCコンテンツもクリアした上に「コログのミ」まですべて集める「DLCあり100%RTA」という狂気じみた遊びもあるので、もし興味のある人は、解説付きの以下の動画から見てみることをおすすめする。

 

さらなる楽しみ方②:ゲーム実況動画が面白い!

人気タイトルのゲーム実況動画は無数に存在するが、もちろん『ゼルダBotW』のプレイ動画もたくさんの実況者やYouTuberが動画をアップしている。

『ゼルダBotW』は、プレイヤーそれぞれによって色んなプレイが可能になるので、他人が動かすのを見るのが楽しいゲームでもあると思う。

個人的に一押しのゼルダBotWゲーム実況は、「軍師ミノル」による「愛に生きるゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」シリーズだ。

何度も腹抱えて笑えるくらい、マジで面白い!

他のあらゆるゲーム実況動画と比較しても、トップクラスの面白さだと思う。

一度クリアした人は、ゲーム実況動画も見てみて欲しい。

 

まとめ

けっこう長く書いたが、一言でまとめれば「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドは100点満点の神ゲー」ということだ。

「欠点」として挙げた部分だって、良い部分との裏表であって、人によってはまったく悪いと感じない場合もあるだろう。

長々しく解説するまでもなく、「遊んでみればすぐに誰もが神ゲーと感じるソフト」なので、未プレイの人はぜひやってみよう!

 

なお、このサイトでは、「ニンテンドースイッチおすすめソフトランキング」も紹介しているので、スイッチを持っている人はぜひ読んでいって欲しい!

ニンテンドースイッチのおすすめソフトをランキングで紹介【Nintendo Switch神ゲー】

2018.07.21
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