ゲームにおいて「RTA」とは、「リアルタイムアタック(Real Time Attack)」のことを言う。
ようは、「どれだけ早くクリアできるかを競う遊び」のことだ。
ツールを使う「TAS」と違って、「RTA」はスポーツっぽい要素もあり、アイデアのみならず、技術や集中力などが求められる競技だ。
RTA動画は様々なもの「YouTube」や「ニコニコ動画」に投稿されているので、その中でおすすめのものを紹介していこうと思う。
必ずしも世界最高記録のものを紹介しているわけではなく、「解説付きで、面白く見れるもの」という基準でおすすめのRTA動画を選んでいる。
RTAが好きな人、面白いRTA動画を探している人は、ぜひとも見ていてってもらいたい。
【解説付RTA】ダークソウル リマスター SL1 45:47
高難易度シリーズで知られる『ダークソウル』。もともとPS3のソフトだったが、「PS4」や「Nintendo Switch」で遊べるようにリマスター版が発売された。そのリマスター版のRTA。
「ソウルシリーズ」は、ストーリーやムービーに時間を取られず、難易度も高いので、RTAの人気は非常に高い。
武器選択やステータスの自由度が高めなゲームだが、早いタイムを狙うためにはレアドロップの武器を出す必要がある。ドロップしなければ走り直しというのがつらいので、運要素なしで手に入る武器のレギュレーションを好む人が多い。
この動画は、「レベル1縛り」でRTAを走っている。レベル1でクリアすること自体がかなり難しいのに、45分台という驚異的なタイムを出している。解説も一緒に見れば凄さがわかりやすい。なお、リマスター版でしかできない「アルトリウス」を倒すルートをとっている。(SL1でアルトリウスをノーミスで倒すというのがとんでもない)
【ダークソウル】三日月斧RTA 60分切り Part1【ゆっくり解説】
こちらもダークソウルのRTAだが、リマスター版ではないバージョンでやっている。
リマスター版のRTAでは「王のソウル」を持つボスをスキップするので、こちらの旧バージョンの動画のほうが、旧版をクリアしたプレイヤーとしては楽しく見れるかもしれない。
ダクソRTAでも、タイムを出しにくい「三日月斧」という武器を使って、1時間切りを達成している。ゆっくり解説も丁寧で面白い。
【ゆっくり解説】デモンズソウルRTA 46:09(42:39) 世界新記録
ダークソウルの前作にあたる超高難易度ゲーム『デモンズソウル』の世界新記録を達成。それを、ちゃんとゆっくり解説してくれるという素晴らしい動画。
ソウルシリーズのRTAの進化は、リアルタイムで見ていると本当に目覚ましいものがあった。
このゲームをプレイした人は、46分でこれをクリアできるだなんて思いもしなかっただろう。動きの洗煉もさることながら、発想がとにかくすごい。この動画の記録に至るまでに、いったいどれだけの試行錯誤があったのかと感動してしまう。
【RTA】ポケモンスナップ_25万点RTA_26分33秒【N64】
『ポケモンスナップ』は、ニンテンドー64ソフトの神ゲーだが、RTAが非常に人気のタイトルでもある。
「25万点」がレギュレーションになることが多いが、早い人なら30分台でクリアできて、毎回違う展開になりやすく、リカバリーや工夫のバリエーションが豊富なので、見ていて面白い。「30万点」の超過酷なRTAなどもある。
発売から20年以上が経っても、このようにして熱心に遊ばれているのはスゴいことだし、「RTAが面白い!」というのが、ポケモンスナップの根強い人気の一因になっている。
RTA in Japan 3 – ポケモンスナップ
「RTA in Japan」による、ポケモンスナップのRTA動画。解説の方のトークスキルがめっちゃ高く、元ゲーを遊んだことがない人でも最後まで楽しく見れるだろう。
「RTA in Japan」は、オフラインでのRTAイベントを開催している団体。
失敗前提で何度もやるような「最高記録を狙うRTA」ではなく、「目標記録を安定して達成するためのRTA」が多く、従来のRTAとはまた違った感じで楽しめる。
YouTubeにアーカイブなどを公開しているので、遊んだことのあるゲームの動画を見てみるといいかもしれない。
RTA in Japan 3 – ゼルダの伝説 風のタクトHD
「RTA in Japan」による、『ゼルダの伝説 風のタクト』のRTA動画。
風のタクトは、ムービーやイベントが長めで、本来ならどうやっても1時間台でクリアできるゲームではないが、とんでもない高難度のバグ技を
やり直しのきかない会場でのプレイを見ていると、その難しさがよくわかる。
【RTA】ゼルダの伝説BotW All Shrines(全祠) 7:51:39 Part1【字幕解説】
『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』は、世界的に大人気のゲームで、本編クリアだけなら40分を切るタイムが出ているのだけど、この動画はすべての祠をクリアするというレギュレーション。
8時間近くの長丁場をこなすための体力、集中力、技術、発想力、リカバリーなどの知識、など、様々なものが求められる極限のRTAだ。
とにかくスゴいし、すぐにボスに行かずに色んなところを回るので、一度ゲームをクリアしたことのある人はめちゃくちゃ楽しめるだろう。
【RTA】スーパーモンキーボール2 ストーリーモード 35分45秒
SEGAから発売された「任天堂ゲームキューブ」の、隠れた名作と言われる『スーパーモンキーボール2』のRTA動画。
画面を傾けることで「モンキーボール」を転がしてゴールする、RTAに適したゲームだと思う。
自分はこのゲームは未プレイなのだが、解説とプレイを見るだけでもすごく楽しめた。おすすめ!
ニーアオートマタ Eエンド RTA 4:27:13 part 01
近年の和ゲーの中で、任天堂ようなブランドを持たないながら、世界中で大ヒットした『ニーアオートマタ』。
ストーリーに感動するゲームでもあり、RTAにはそれほど向いていないソフトではあるが、解説動画が面白いので紹介したい。
4時間半のRTAをしっかり解説しきった労力に拍手(biimシステムのニコニコのノリが強いので、苦手な人は注意)。
みんながRTAを走りたがらないゲームでも、早いタイムを出すために試行錯誤してきた結果を見るのは面白い。
やや長いが、既プレイの人なら思い出を掘り返しながら楽しめると思う。
勇者30RTA 1:18:33 パート1
PSPで発売された、「リアルタイムシミュレーション」というジャンルの、超高速RPG。
もともとがスピーディーなゲームであり、早い人なら1時間半を切れるので、RTAしやすいタイトルとも言える。
他のゲームなどではカットされがちな「レベル上げ」なども必要不可欠なので、解説も合わせて、純粋に見ていて楽しい。(biim要素がかなり強めなので、苦手な人は注意)
以上、RTA動画の紹介をしてきた。
RTAは、あくまでひとつの遊び方だが、色んな発想や技術にあふれているので見ているだけでも面白いし、好きなゲームをさらに極めたい人は自らチャレンジしてみるのもいいと思う。
もしこの動画の紹介で足りないのであれば、「(遊んだことのあるゲーム名) RTA」とGoogleやyahooで検索してみよう。
解説付きの動画は珍しいが、有名タイトルであれば、何かしらのRTA動画がネットに投稿されていることは多い。
もしこの記事の内容が気に入ったのであれば、おすすめのゲーム紹介動画記事も書いているので、以下の記事も読んでいってほしい!
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