ゲームは、もはや、日本が世界に誇ることのできる文化のひとつと言ってもいい。
ゲームの悪影響よりも、子供にゲームを禁止させることの悪影響のほうが、大きくなった時代ではあると思う。
しかし、自分も子供を持ってわかるけど、親からすると、子供にゲームを遊ばせるのは不安だ。
たしかにゲームは、意図的にユーザーを中毒にさせ、課金することを目指す。ゲームにハマって日常生活が困難になったり、あとで後悔するような額をゲームに注ぎ込んでしまったりする人もいる。
自分はゲーム大好きおじさんだが、ゲームには人をハマらせてコントロールするような、駄目な側面もあると認めざるをえない。
今回は、「自分はゲームをやらないけど、ゲームをやりたがっている子供を持つ親」に向けて、「子供に安心して買ってあげられるようなゲーム」を紹介する。
目次
ゲームハードは「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」が最も無難
いきなりだが、子どもが遊ぶゲームは、「ニンテンドースイッチ」が最もおすすめだ。
「任天堂」は、日本発の、世界的なゲームメーカーだが、「なぜ任天堂の評価が海外で高いか?」のひとつに、「子供に安心して買い与えられるから」というのがある。
キリスト教文化圏は、日本よりもずっと「子供が触れるものは親が選ぶ」というカルチャーが強い。そんな中で、「任天堂」は「子供に買い与えても大丈夫」なことを重視してゲームを作っている。
だから、むやみに中毒性のある仕組みを作らずに、安心して遊べて、ゲームとしての芸術性も高い作品を提供しているのだ。
自分はめちゃくちゃ任天堂を評価しているというわけでもないが、「年齢層の低いユーザーを意識して丁寧に作っている」という点は明確な事実であり、子供向けゲームとしては、「任天堂」がまあ無難だと思う。
やっぱりゲームメーカーもビジネスなので、無料で遊べるスマホのゲームは絶対に課金をさせようとしてくるわけで、そういうことを考えれば、たしかに安くはないけれど、「ニンテンドースイッチ」の本体を買って、専用のソフトを遊ぶというのが、最も安全かつ間違いのない選択と言える。
というわけで以下、「子供でも遊びやすく」「中毒性に配慮されている」ニンテンドースイッチのソフトを紹介していく。
スーパーマリオオデッセイ
『スーパーマリオオデッセイ』は、良質な冒険を提供してくれるアクションゲームだ。
通常の「ノーマルモード」の他に、やることがわからなくならないように次の行き先が示されたり、下に落ちたりしてもすぐに戻ってこれるというサポートなどがついた「おたすけモード」を選ぶことができ、まったくの初心者でも安心して遊べる。
1人プレイ用のゲームだが、2人でもできる「サポートプレイ」の機能があって、親子で一緒に遊ぶことも可能だ。
間違いなく、豊かですばらしいゲーム体験になるだろう。
ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ
『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』は、小さな子供向けでも遊べるように新しくリメイクした「ポケモン」だ。
もはや「ポケモン」は、世界の共通文化でもあるので、いちど遊んでおいて絶対に損はない。
「出会い」と「冒険」に溢れたゲームで、「ポケモンと一緒に旅をする」ことが重視して作られている。
まったくの知識ゼロの状態から、ポケモンを存分に遊べる作りになっているので、まさに初心者におすすめだ。
ポケモンのソフトにはバージョンがふたつあるのが通例だが、買うのはひとつだけでいい。「ピカチュウ」か「イーブイ」、好きなほうを選ぼう。
ゼルダの伝説 夢をみる島
『ゼルダの伝説 夢をみる島』は、武器を使い分けたり、考えてダンジョンを攻略していくアクションゲームで、上で紹介した「マリオ」や「ポケモン」と比較すると、ちょっと難易度は高め。
過去の名作ゲームの「リメイク」なのだが、新しい世代の子供にも遊んでもらえるように作られている。
ジオラマの中に入り込んだような世界観で、非常に完成度が高い。
ストーリーと世界観がとても秀逸で、最後までクリアできれば、間違いなく感動するし、心に残るゲームになる。
「子供向け」とかそういうことを抜きにしても、非常におすすめできる作品だ。
Minecraft(マインクラフト)
「マイクラ」は、世界で最も売れたゲームで、教育の現場で使われている国もあるくらいメジャー。
「レゴブロック」の電子版みたいな感じで、自分で家を建設したりすることができて、まさに無限の創造性のあるツール。
自由に絵を描けるキャンバスのようなゲームだが、デジタルに慣れるという意味でも、子供に遊ばせておく意義はあると思う。
「マイクラ」は、パソコンやスマホなど、「ニンテンドースイッチ」以外のハードでも遊ぶことができるが、手軽さと快適さを考えるなら、Switch版が一番いいと思う。
以上、「親が子供に勝ってあげるゲームのおすすめ」を紹介した。
おすすめを紹介してきたが、子供が「欲しい!」と主張するゲームがあれば、基本的にはそれを買ってあげるのがいいと思う。
キッズにだって、好みとか友達付き合いというものがあるし、小さい頃に流行ってるゲームを友だちと遊べなかった……というのは、将来に傷を残してしまうかもしれない。
わがままに付き合う必要はないが、今どき「ゲームは禁止!」というのも良くないと思っている。
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