ストリートナンパのやり方は?迷惑じゃない?経験者が徹底解説【ストナン】

自分はいわゆる「ナンパ」をしたことがあって、昔はストリートナンパで結果を出したこともある。

今回は、「ナンパ」について徹底解説していきたい。

ナンパのやり方や目的、ナンパコミュニティの是非などを包括的に知りたい人にとって、有用な内容だと思う。

あらかじめ言っておくと、自分は今の状況において、ストリートナンパを推奨する立場ではない。また、「ナンパ塾」や「ナンパ講師」のような「ナンパビジネス」についても、基本的には「薦めることができない」という意見を持っている。その点を了承した上で読んでいただけると幸いである。

日本の「ストリートナンパ」はちょっと特殊?

「ナンパ」のコミュニティは、日本独自の文化というわけではなく、世界中にある。国籍を問わず男たちは、グループを作って、女を落とすための良い方法を模索したり、女漁りの成果を自慢し合ったりするのが好きなようだ。

このようなナンパコミュニティについては、ニール・ストラウス『ザ・ゲーム』という書籍が詳しい。

「ナンパコミュニティ」というのは、独自の用語を作り始め、男たちでそれを共有することで満足感を覚えるものらしい。

ただ、『ザ・ゲーム』を読めばわかるように、彼らは基本的に「バーでナンパ」をしていて、日本のように「路上でナンパ」をしているわけではない。

日本では「ナンパ」と言えば基本的に「ストリートナンパ(ストナンと略される)」のことを言うが、これはけっこう特殊かもしれない。

「路上でのナンパ」が普通に許されるというのは、よく考えたらすごいことだ。

路上でのナンパは、「バーで出会う」という文化があまり発達しておらず、世界有数の治安の良さを持つ日本だからこそ、可能なことかもしれない。

ちなみに、「イタリアに行ったらナンパされた」みたいな話があるが、あれは日本の観光地に着物を着た人がいる、みたいな外国からのイメージを意識したイベントだったり、無知なアジア人を狙った差別的行為だったりする。ヨーロッパでは、路上で男性が女性に声をかけることは「キャットコーリング」と呼ばれて、痴漢の一種と認識されている。基本的に、路上で声をかけることの風当たりは日本よりもずっと厳しい。

また、宗教上の理由で女性が顔を隠して歩かなければならない地域はもちろん、治安の悪いアジアや南米の地域で、日本のような「路上ナンパ」が盛んに行われているとは思えない。

まあ、台湾などのアジア圏の繁華街では、普通に路上でナンパ行為をしている人もいたりして、一概に言うことはできないかもしれないが。

 

ナンパには大まかに2種類ある

ナンパには、おおまかに2種類あって、ナンパコミュニティの中で呼称が定まっているわけではないと思うが、自分がやっていたときは「ストナン」と「誠実ナンパ」と呼ばれていた。

「ストナン」というのは、ストリートナンパの略だが、「人通りの多い繁華街で暇そうな女性に声をかける」というやり方のことを言う。

一方で「誠実ナンパ」というのは、(ナンパしてる時点で誠実ではないだろというツッコミはさておき)、駅とか本屋とかでたまたま出会った女性に対して「一目惚れしてしまったんですけど……」みたいな体で声をかけるナンパのことだ。

一般的に「ナンパ」というと、前者の「ストナン」のことを言う。一方、ストリートナンパと見なされずにナンパをする方法は、「誠実ナンパ」と言われて区別されている、みたいな感じだ。

いわゆる「腕自慢」とか「経験数自慢」とか「ナンパ講師」は「ストナン」が圧倒的に多い。「誠実ナンパ」というのは体系化しづらいし、数をこなしにくいので、基本的には「ストナン」が主流。

多くの人が「ナンパ」でイメージするのも、「ストリートナンパ」のほうだろう。

 

ナンパの「やり方」、声をかけるときの第一声は?

ナンパのやり方だが、基本的にナンパというのは、「適当に声をかけて何となく女と仲良くなる」という以上のことではない。

「ナンパ講師」などは優れたやり方があるみたいなことを言うが、トライ&エラーで何となく雰囲気を掴んでいく、というやり方を最初にしなければ何もわからないと思う。

例えば「第一声」なんかにしても、別に「こんちわ」とか「うっす」とか、何でもよく、そこらへんを雰囲気でこなせるくらいの基礎的なコミュ力がなければナンパは難しいだろう。というかやってもメリットがない。

「何らかの効率的なセリフがあって、それを覚えればうまくいく」みたいな捉え方をしている人は、ナンパ講師などの鴨にされやすいので気をつけよう。

「自己啓発としてのナンパ」が流行っているが、基本的にナンパは「コミュニケーション強者」や「もともとモテる人間」が遊びでやるようなもので、「真面目でコツコツできる人間」は、もっと別のやり方でパートナーを見つけたほうが絶対にいい。

それでもナンパをやりたくて、何らかの参考になるテキストを探しているのであれば、以下の書籍などが参考になると思う。「非モテ」向けに書かれている。

 

路上ナンパは「出会い方」として効率が良いのか?

「路上ナンパは出会いのやり方として効率が良いか?」だが、結論としては「数をこなすタイプの遊びがしたいならナンパはアリだが、普通に彼女を作りたいなら別のやり方がいい」ということになる。

「とにかく経験人数を稼ぎたい!」という人であれば、ナンパは有力な選択肢だけど。

ただ、ナンパというのは、身も蓋もなく言えば、「数こそこなしやすいものの、自分よりハイスペックを狙うのはかなり難しい」やり方だ。

「アフィリエイト」とか「投資」などと同じで、いくらでも夢は煽られるが、すぐに現実の厳しさに直面する類のものだ。

「たくさんのブスと経験を積みたい」というのであれば、ナンパは良い方法だが、「ひとりの美女と恋人関係になりたい」というのであれば、ナンパ以外の方法に労力を割いたほうが期待値は高いと思う

これに関しては、自分の偏見も含まれていると思うが、「誠実に女性と出会いたい」と考えている人がナンパに手を染めるのは、あまり良いことがないと思う。今はナンパと自己啓発を結びつける風潮があり、真面目な人がナンパに手を出そうとする現象が見られるが、なんだかんだ言って、多くの人がイメージする通り、ナンパはチャラくて適当な男のやることだ。

 

「ナンパコミュニティ」や「ナンパ講師」に気をつけよう

たしかにナンパというのは、「実力さえ身につければめちゃくちゃ良い思いができる」というロマンがある。だからこそ、アフィリエイトや投資などと同じように、「ナンパを教えるビジネス」が流行るのだ。

ナンパ講師は、女優とかグラドルとか、そういうハイスペックな女性を手軽にものにできる、みたいなことを言って高額講習や高額商材を買わせようとするのだが、それは「正しいアフィリエイトを身につければ誰でも月額100万稼げる!」みたいな話と一緒。

常識的に考えればわかるが、そんな美味しい話はない。たしかに原理的には、「ナンパ」によってどんな女性とも知り合うことは可能である。

しかし、当然ながら相手の女性も判断力を持った人間であり、そんなに上手く行くわけがない。普通にナンパをしていても、自分よりもスペックが劣る相手しか引っかからない。

それでもやりたいというのであれば、まずは自分の足で路上に立ってナンパに挑戦してみることだ。「出会い」におけるナンパの良いところは、誰でもすぐに挑戦できることだから、最初にそのメリットを活かした行動をとろう。それが騙されないためのやり方だ。

「とりあえず試してみる」をできないうちから商材などを買っても、うまく行くことはまずないだろう。

 

ナンパは迷惑行為?路上ナンパのリスクは確実に上がっているという話

ナンパが迷惑かどうかで言えば、文句なしに「迷惑行為」であり、女性からは嫌がられるものだ。すべての女性が嫌がるわけではないが、ナンパで嫌な思いをする女性は確実にいる。(わきまえているナンパ師ほど、不快に思われるナンパはしないものだが、ナンパ行為という大枠で見た場合、いい印象がないことは間違いない。)

犯罪行為には該当しないし、「路上で誰かに声をかける権利は誰にでもあるはずだ!」と主張することもできる。しかし近年は、ナンパが迷惑行為であるという意識は確実に高まっているし、路上ナンパのリスクは確実に上がっていると思う。

ゼロ年代後半から、10年代前半までは、いわゆる「ナンパブーム」で、「ナンパ師」たちが路上に跋扈していた。しかしそのようなナンパ師も、もうすぐ2020年になろうとする現在において、ほとんど姿を見かけなくなった。

「ナンパブーム」によって迷惑なナンパ師が増えたからか、社会がより不寛容になったからか、「ナンパ」に対する風当たりはどんどん厳しくなっているし、写真や動画などを撮られて晒されるリスクが高くなった。

ツイッターなどのSNSのユーザーが増え、スマホカメラの性能も上昇しているので、強引なナンパが晒されるリスクはけっこうある。相手の女性に撮られなくても、たまたま隣を歩いていた正義の通行人がカメラを向けているかもしれない。

もちろん、ナンパは合法的な行為であり、ナンパをしただけで警察に逮捕されるみたいなことはない。ただ、「やりづらい雰囲気」みたいなものは確実に高まっていると思う。

2010年前後にいい思いをした「ナンパ師」たちと同じやり方をしても、昔と同じような結果はでないと思う。

 

全体として、ナンパ行為を否定するようなテイストになったが、「悩んでいるくらいならやらないほうがいい」のがナンパだ。普通に人から白い目で見られるような行為でもある。

もちろん、やってみてわかることはたくさんあるので、やる気のある人は勇気を出して路上で声をかけてみよう!

 

路上ナンパが厳しくなっているぶんだけ、ネットで出会いを求める女性は増えているので、最近は「ネットナンパ」にシフトするようになった。男性視点でのおすすめマッチングアプリは以下。

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2019.08.19

 

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