俺はおじさんである。そんな俺が、女性に対して、モテるための方法を教えたいと思っている。
「おじさんの話なんて一言も聴きたくない!」と多くの女性が思っていることは知っている。
たしかに、男性が女性にこの手のアドバイスをする場合、「女性は若さが重視されるので早いうちに結婚を目指せ」とか「男は顔が整っていて肌が綺麗な女性が好き」みたいな、お説教みたいな内容、他罰的な内容、自分が言っていて気持ちよくなるのが目的の内容が多い。だが、この記事では、そういうのやらないことを約束する。容姿や年齢の話は一切しない。
今回語るのは、「男だからこそ教えることができる、ハイスペ男性にモテて、上手くやっていける可能性が高くなる方法」だ。
ようは「男ってこういうふうに考えがちだから、こうすればうまくいきやすいぜ!」って話だ。
「○○をしろ!」と言うわけじゃなく、「こういう視点があることを知っておけば、役に立つこともあるかもしれないよ」って感じのスタンスで語っていくので、もし興味のある人は最後まで見ていってね!
目次
女性に無頓着な男性は意外と多い
「美人じゃないとハイスペと付き合えない」と思っている人は多いけど、意外と見た目とか関係なしに女性を好きになる男は多い。
女性の美醜に無頓着な男性はわりといるし、男は積極的に動かないと女側から話しかけてくれることってほとんどないから、けっこうな年齢になっても女性に対して初心な感じの男は多い。
とくに今は仕事に要求される水準とかが上がっていて、仕事やパソコンにじっくり向き合うタイプの男性のほうが出世しやすいし給料が高くなりやすいので、かなりのハイスペックなのに、女性を見る目が肥えていない男は多い。
だから、一発逆転ができるような出会いがあるかないかで言えば、なくはないと思う。
また、今まで女性との付き合いが多くなかった男性だからと言って、能力が低いとか、思いやりが希薄というわけではない。「慣れ」を求めるなら不満を感じるかもしれないが。
「ルールの正当性」にはめっちゃこだわる
女性に対してわりと無頓着な男性はけっこういる。
だが、「ルールの正当性」にこだわらない男性はほとんどいない。ハイスペは特に、だ。
男性は、理屈の合わなさ、ルールの破綻というものに、かなり敏感で、これがどれだけのものかというのは、女性にはちょっと理解しがたい感覚かもしれない。
おそらく、女性が思っているよりもずっと、男性は「ルール」に目を光らせているし、「ルールの正当性」に納得することが重要なことだと考えている。
「思いやり」という概念には罠がある
「思いやり」というのは夫婦や家族を成り立たせる上で必要不可欠の概念だが、この「思いやり」を問題解決の手段として使おうとすると、逆に悪い結果を招きやすい。
例えば、「家事は気づいた人がやるか、明確に役割分担するか?」問題を例に出してみる。
「気づいたときにやればいい。思いやりがあるならそれで上手くいくはずだ。」と考える人は多いが、こういうのは共同生活にとって危険!
明確なルールが定まらず、「気持ちの問題」であれば、気づいていないふりをするとか、疲れてるふりをするとか、そういうことがいくらでも出来てしまうし、それが積み重なると、お互いの不満も大きくなる。
関係を長期的にするための秘訣は、「ルール」と「役割分担」を決めて、それに参加者が納得していることだ。(夫婦関係だけじゃなく、仕事でも同じことが言えるだろう。)
「思いやり」でやっていくと、最初はうまく行くし心地よいかもしれないが、ちょっとしたことで破綻しやすい。
長期的に気分良くやっていくには、家庭内のこととは言え、ある程度の「ルール」は必要だ。
もちろん、家事や育児や、冠婚葬祭などの様々なイベント、仕事上のトラブルなど色々あって、家庭内で役割をきっちり分担することは不可能だと思う。
しかし原則としては、「思いやり」は、いざというときを乗り切るために使うものだ。
基本的には「ルール」で運用して、何らかのトラブルがあった場合に「思いやり」で乗り切るというのが、普通のやり方。そう考える男性が多い。
普段から「思いやり」を消費してしまっていれば、いざトラブルが起こったときにそれを使えず、すぐに破局してしまう。
「思いやり」は甘美ではあるが、そのぶん脆くて危険なのだ。
男性には、「思いやり」が無いわけではない。圧倒的大多数の男性は、妻がピンチの状態になれば、なんとかしてそれを救おうとするだろう。しかし、その「思いやり」を日常的に発揮するのは難しい。男性は、「ルールが不明瞭であること」から受けるストレスが非常に大きいからだ。
男性は、仕事をしたり仲間と共同で何かをする過程で、役割分担とルールへの配慮を叩き込まれるので、「ルール」を設定して環境を構築していくことは得意だが、「思いやり」で物事を解決するのは苦手な人が多い。
家事などの日常的なことで「思いやり」を消費させれば、おそらく男性のほうが早く音を上げたり、愛想を尽かすだろう。
だから、男は「ルール」と「役割分担」が好きだし、そこに理解がある女性はかなり好かれやすいと思う。
「定量化」を避けたほうがいい場合もある
男性は「ルール」と「役割分担」が好きだが、この性質をうまく利用すれば、女性側はかなり楽をすることができる。
男性は、必ずしも男女の負担をきっちり半々にしようと考えているわけではない。ただ「公平性」という概念が好きなだけなのだ。
以下の③パターンのうち、夫が嫌がるのはどれだろうか?
②夫の年収が700万、妻の年収が300万、家事は妻が多めにやる
③夫の年収が600万、妻の年収が400万、家事は夫と妻とで半々
夫のストレスが溜まりやすいのは、③だけだ。「なんで自分のほうが稼いでるのに、家事の分担が半々なんだよ」という不満を持つ。
妻の負担の大きさで言えば、①のほうがずっと楽で、③のほうが大変だったとしても、男が不満を持ちやすいのは③だ。
負担の大きさが定量化されてきっちり比較することができた場合、男性はそこに着目して不満に感じやすくなる。
夫婦で役割分担をする場合は、定量化を避けるのがコツと言える。
「女性には女性のツラさがある」みたいに振る舞っておくと、「そういうものなんだろうな」と思って頑張ってくれる男性は多い。
一方で、量的に比較して明らかに男性のほうが負担が多いのに、「平等でしょ?」みたいな態度をとられると、それが不満の原因となる可能性は多いにある。
「尊敬」はかなりコスパが良い
女性が男性と接する上で、「尊敬」というのはかなりコスパが良い。
「人として尊敬していますよ」みたいな感じではなく、「あなたの仕事と役割に対して敬意を払っています」という態度をとると、男性は満足感を得やすい。
家庭内の負担の多くを男性が負っている場合でも、「尊敬」を差し出すだけでけっこう上手くいくことは多い。
最近は、「女は男を尊敬するべきでない」という思想が流行しているし、それは間違っているとは言えないのだけど、よけいな不幸を増やすだけになってる場合も多いと思う。
最悪なのは、その手の思想の上辺の部分だけを受け入れて「男なんて尊敬しなくてもいいんだ!」と考えてしまうことだ。男性の収入に多くを頼っている家庭でそれをやった場合、もちろん男性側は怒るだろうし、そういう「道理に外れたこと」を許せないと感じる男性は多い。
敬意は高くつくし、逆に言えば、うまく敬意を表現できる女性はそれだけでハイスペ男性からモテる。
稼げる男性のコストは意外と低いし、気が利く男性のコストは意外と高い
これまで述べてきたような男性の特徴から言えるのは、「稼げる男」っていうのはそんなにモノにするのが難しくはないけど、「気が利く男」というのはかなり付き合うのが難しいということだ。男は「ルール」が得意で、「思いやり」が苦手だからだ。
もし今、「気が利くなあ」と思っている男性があなたの近くにいるのなら、それはなかなかに稀有なことなので大切にして欲しい。
もちろん、「気が利く」というのは短期的なものである可能性が高いので、長期的な付き合いを考えているなら別の部分に着目してみる必要があるかもしれない。
「気が利く」男と違って、「稼げる男」の心を射止めるのは、意外と難しいことではない。男というのは実はかなり純朴な心を持っているもので、若くて美人じゃないと受け入れられないみたいなことは全然ない。もちろん、出会いの機会やタイミングなどが重要になってはくるが。
「ルール」と「役割分担」の重視や、それ故の「気が利かなさ」といった男性的な世界観を理解して利用できる女性は、男性を虜にしやすいと思う。これを理解できていれば、ハイスペ男性と付き合ってうまく行く可能性も上がるはずだ。頑張って欲しい!
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