漫画と言えば「週刊誌」のイメージだけど、最近はWeb漫画が賑わっていて、色んな多様性のある漫画を見られるようになった。
Web雑誌は、購入しなくても、最新話は無料で見れるので、自分はよく作者のTwitterからリンク先に飛んで見ている。
今回紹介する「桜井のりお」先生の『僕の心のヤバイやつ』は、「週刊少年チャンピオン」で連載されていたが、途中からチャンピオンのWeb漫画雑誌である「マンガクロス」に移籍して、現在も連載が続いている。
「マンガクロス」の公式で、最初の数話と、最新話を無料で見ることが可能だ↓
陰キャ中学生の恋愛を描いた漫画で、自分も陰キャおじさんなのでこういうのが大好き。
まだ自分の心の中に、「中2の陰キャ」が存在することを再確認させられた漫画だった。
秀逸な「陰キャ」漫画!

何気なく第1話を読んで、「これはすごい!」と思ってしまった。
中二病的な妄想を繰り広げ、常にカッターを所持している主人公の「市川」が、クラスの美少女「山田」を観察していると、たまたまカッターが必要になったから、ドキドキしながらカッターを貸す。
作業が終わり、カッターを返してもらえると思ったが、ポテトチップスの袋を渡されて、ドキドキして終わり、という話。
「これが1話ってマジか!?」となりつつも、「やたらとリアルな感じがしていいな」と思ってしまった。
クラス内の女子の絡み方など、やけにリアルで、作者の「わかってる感」を楽しめる人にとっては、「良い陰キャ漫画」になると思う。

等身大のキモさの主人公!

「市川京太郎」は、中学2年生で、まさに「中2病」の主人公。
読者が不快にならない程度に、等身大のキモさがあって、応援したくなる。
多くの人が、「市川」と同じ行動パターンをとったことがあるのではないだろうか。
リアリティがある陰キャでありながら、それなりに好感を持ってしまうような主人公の作り方が見事で、この漫画が人気な理由でもあるだろう。
山田ちゃんも良いキャラしてて可愛い!

主人公「市川」が憧れているのが、同じクラスの美少女「山田杏奈」。
雑誌モデルもやっていて、長身の美少女なのだけど、どこか抜けていて、お菓子が大好きという、これまた妙にリアリティのある感じなのが良い。

ジャージが意外と汗臭いとか、そういう微妙なところがリアル。
色んなところが丁寧で、距離感のようなもを絶妙に描いている感じ。
「市川」と「山田」がどうなるのかわからないし、恋愛漫画的な結末があるのかもわからないのだが、更新されるたびに気になってしまう、不思議な魅力を秘めた作品だと思う。
最初の数話と最新話は無料で読めるし、気にいる人はとことん気に入る内容だと思うので、よかったら読んでみてほしい。
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