『かぐや様は告らせたい』は、「赤坂アカ」先生によって、現在は「週刊ヤングジャンプ」で連載されている「ラブコメ?」漫画だ。
「天才たちの恋愛心理戦」というテーマの内容なのだけど、実質的には「ラブコメ」とか「ギャグ漫画」というジャンルだと思う。
自分は、高橋留美子とかは全作読むくらい好きだけど、「ラブコメ」とか「恋愛漫画」というジャンルを特別好んで読むわけではない。
だが、『かぐや様は告らせたい』は、文句なしに面白かった!
アニメ化、実写映画化も果たし、アニメのシーズン2も決まって、非常に勢いがあるが、それも納得。だって面白いんだもん!
「恋愛頭脳戦」という謎ジャンル
巨大財閥の令嬢で万能の美少女「四宮かぐや」と、生徒会長で学年一位の成績の「白銀御行」のふたりが主人公。
ふたりは第1巻の時点ですでに相思相愛なのだけど、「恋愛においては先に告白したら負け!」とお互いに思っているので、どちらが先に相手を告らせるかという「恋愛頭脳戦」を繰り広げる。

すでに恋愛関係は確立している「ラブコメ?」で、あとは「いかに相手に告らせるか」というバトルをずっとやっているような状況。
「それがそんなに面白いのか?」と思うかもしれないが、めちゃくちゃ面白い!
ただ、あまり「頭脳戦」という感じはしない。作者も「天才たちの恋愛頭脳戦」という最初の設定をちょっと後悔している感。
やっていることはくだらなさすぎるのだが、癖になる面白さ!
「恋愛頭脳戦」と言うけれど、全然シリアスなものではなく、めちゃくちゃバカバカしい。
客観的にアホなことを当事者が真剣にやっているという、「ラブコメ風ギャグ漫画」といった感じだ。





肩の力を抜いて、ぼんやり読める。
1話完結型のストーリーが多いので、日常漫画みたいなゆるさもある。
たまにシリアスな感じの話もあって、日常系とのギャップで胸に迫る。
あと、伏線とかも意外なほどしっかり張ってあって感心する。
なぜこれほど面白いのか、言語化しづらいのだが、ラブコメ要素、ギャグ漫画要素、日常系要素、学園モノ要素が、いい感じのバランス感で組み合わさっていて、結果的に、似たような作品が思い浮かばないくらい、独自の面白さを確立していると思う。
キャラクターが魅力的で、巻数が進むほど面白くなる!
『かぐや様は告らせたい』は、キャラクターがとにかく良い!
主人公である「かぐや」と「白金」だけじゃなく、いろいろなキャラクターが出てくる


キャラの面白さも、間違いなく『かぐや様』の魅力のひとつだと思う。
「石上」くんというキャラが出てくるのだけど、とてもいい味出してる。



巻数が進むと、他のキャラクター同士の恋愛とかが始まって、けっこうラブコメっぽくなってくる。
何でハマったのかよくわからないまま読み続けていて、気づいたら「ヤングジャンプ」の発売日がめちゃくちゃ楽しみなほどになっていた。
話数を重ねるごとに面白くなっていくし、期待を裏切らない作品だと思うので、ぜひとも読んでみてほしい!
「アニメ版」もかなりクオリティが高く。内容を全部知っていても、声優さんの演技や演出だけで楽しめた。
「実写映画版」は、まだ見ていないが、個人的には実写にはそんなに興味がないんだよな〜。(別に実写化すること自体に否定的なわけではない。)
映画館に見に行く気にはならないが、Netflixなどのサブスクで解禁されたら見ると思う。
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