DTM(パソコンで音楽)をやるために必要な機材とソフトのおすすめのまとめ

今回は、DTM(デスクトップミュージック)に必要なおすすめの機材を紹介していく。

パソコンで音楽をやりたくて、必要な機材を揃える段階の人なら、この記事は必ず参考になるだろう。

機材に関すること以外の、音楽の基礎的なところを知りたいのなら、「作曲を始めたい人が最初に理解すべき音楽の基本」を参考にしてくれ。

DTMに必要な機材とソフト一覧

パソコンで音楽をやるためには

  • パソコン(本体)
  • DAWソフト
  • プラグイン音源
  • プラグインエフェクト
  • MIDIキーボード
  • ヘッドホン
  • オーディオインターフェイス

おおまかにこれらのソフトと機材が必要になる。

一つずつ解説して、おすすめのソフトや製品を紹介していこう。

DTMにおすすめのパソコン

まず、DTMにおすすめのパソコンだが、これに関してはなんとも言えない。特に「音楽におすすめのパソコン」というようなものは存在しない。

音楽制作をする上で見るべきパソコンのスペックは

  • CPU(処理速度の性能)
  • メモリ(同時並行で作業できる容量)
  • ストレージ(データを長期保存できる容量)

だが、これは動画編集やゲーム制作なども、普通にパソコンでアプリケーションを使うときに共通で重要視されるスペックだ。

DAWやプラグイン音源など、音楽系のアプリケーションは、それなりに多くの処理を求めるので、「CPU」と「メモリ」は重要だ。また、音源やプラグインをそれなりに使う場合は、ストレージの容量が多いに越したことはない。

ようするに、「性能が高ければ高いほど快適になる」という身も蓋もない結論だ。

「普通にパソコンで音楽をやるために最低限必要なパソコンのスペックは?」と聞かれても、どういうジャンルの音楽をやるか、どの音源を使うか、同時並行でどういうアプリを使うか、など状況によって変わるのでなんとも答えようがない。

ただ、スペックが足りなかったからといって音質が劣化するわけではないし、DAWなどの最低限必要なソフトはそれほどのスペックを求めないので、高性能なPCを持っていないと音楽活動ができないわけでは決してない。

目安として挙げるなら、現在だいたい15万円弱の「MacBook」は

  • CPUが「1.2GHzデュアルコアIntel Core m3プロセッサ」
  • メモリが「8GB」
  • SDDストレージが「256GB」

だが、これくらいあれば十分で、どのDAWでも問題なく使える。

おすすめのDAWは何か?

「DAWってたくさん種類があるけど、どれを使えばいいの?」というのは、DTM初心者がまず最初に直面する問題だろう。

まず言っておきたいのは、「DAWはどれも似たようなものである」ということだ。基本的に音楽制作で行うことは共通しているので、一つのDAWの操作方法を覚えれば、別のDAWもなんとなく使えるようになる。やってることは基本的にどれも同じだからだ。

だからDAWは、デザインや仕様が好みか、使いやすいかどうかで選ぶのが普通だ。

俺の独断で言うなら(特にジャンルを限定しないのであれば)

  1. Cubase
  2. Studio one
  3. Logic Pro

の順番でおすすめ度が高い。

Cubase(キューベース)

現在はヤマハの子会社になっている、ドイツのスタインバーグ社が開発したDAWで、世界的なシェアを誇る。

日本人のユーザー数も非常に多く、評価が確立されている無難な選択肢だ。

「Cubase」を使う何よりのメリットは、検索して見つかる情報量が豊富なことだ。

初心者がDAWを使うとき、最初は操作方法に戸惑うことが多いので、ネットや書籍で情報を頻繁に調べることになるだろう。Cubaseは、DAWの中でも最もネットに載っている情報が豊富だし、DTMの解説書などもCubaseを使って講義を進めていくことが多い。

DAWという機器を使いながら覚えていく上では、「検索したら良質な情報が出てくる」というのは非常に重要なので、少なくともこれからDTMをやりたいと考えている初心者には、「Cubase」が最もおすすめしやすい。

Studio One(スタジオワン)

「Studio One」は、今一番シェアが広がっているDAWと言っても過言ではない。将来的に覇権をとる可能性がある。

他のDAWよりも新しい、後発のDAWなのだが、動作が軽く、機能が洗練されている。プリセットのプラグインも、直感的で使いやすいものが多い。

ボーカロイド曲を作りたい人にとっては特におすすめで、「初音ミク」など、ボーカロイドソフトの多くが「Studio one」を推している。ボーカロイドのエディタを販売している「ピアプロスタジオ」公式にある「作曲講座」は初心者にとって便利なのだが、「Studio One」を前提に講座をやっている。(ボカロソフトは他のDAWでは使えないということではない。)

特に初心者にとっておすすめなのは、「初音ミク V4X バンドル」という製品で、ボーカロイドソフトの「初音ミク V4X」と「Studio One3 Artist版」がセットで2万円以下と、めちゃくちゃお得。

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「Studio One3」には、無料お試しの「Prime版」、リーズナブルでそこそこ使える「Artist版」、プロ仕様の「Professional版」があるのだが、「Artist」から「Professional」にアップグレードするときは、そのぶん割引になる。だから、最終的に「Professional」を使おうと思っている人でも、「Artist」を買って損はない。

「Cubase」ほどネットに情報はないが、それでもシェアを広げているし、アプリが軽くて使いやすい。ボーカロイドをやりたい人以外にも、強くおすすめできるDAWだ。

Logic Pro

これはMacのみで使えるソフトなので、Windowsユーザーは選択肢に入らない。

ユーザーインターフェイスがMacと似ていて、Macユーザーならかなり快適に作業できるだろう。

また、「価格が非常に安い!」というのがスゴい。

他のDAWの最終版(プロフェッショナル版)が、だいたい4万円前後なのに対して、「Logic Pro」は2万円前後で購入することができる。

Macユーザーなら、最初に検討して欲しい

DAWに詳しい人はほとんどいない

他にも、「Sonor」「ProTools」「FL Studio」「Ableton Live」「GarageBand」「Digital Performer」「Reason」など、様々なDAWが存在する。

DAWは、かなり高価なソフトウェアであり、気軽にはインストールできない。音楽制作をする上で、DAWは作業台のような役割を果たしているソフトなので、一種類だけインストールして使い方を覚えればそれで事足りる。

そのため、それぞれのDAWの性能を比較検討している人は、よっぽどマニアックなDTMオタクか、専門の仕事をしている人以外にはあまりいなさそうだ。

個人的には、ユーザーが多く、ネットで見つかる情報量が多いという点で、「Cubase」か「Studio One」をおすすめしたい。

これに関しては意見が別れるところかもしれないので、他にもネットなどで色々調べてみるといいかもしれない。

以下は、シンガーソングライターの「ぱくゆう」さんという方の動画だが、かなり参考になる。

YouTubeは、似たような種類の動画が「関連動画」から見れるので、Google検索で良いサイトが見つからなかった場合、YouTube動画を漁ってみるというのもありだぞ。

無料でお試しできるDAW

DAWは、トライアル版として、無料でパソコンにダウンロードすることができるものもある。

「DAWがどのように起動するのかわからない」「高いソフトをいきなり購入するのは怖い」という人は、まずは無料版でどういう感じなのか確かめてみるというのもありだ。

ただし、無料のDAWでなんとか良い曲を作ろうと試行錯誤するくらいなら、有料版を最初から買ったほうがいいと思う。結局のところ無料版のみでできることは限られているし、そこに労力を注ぎ込むくらいなら、バイトでもして有料版を買ってからDAWの使い方を覚えたほうが効率が良いだろう。

Studio One3 Prime

無料版で一番人気なのが「Studio One3 Prime」だ。

https://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/prime/

無料にもかかわらず、プリセットの楽器がいくつか入っていて、「イコライザー」や「コンプレッサー」などミックスダウン用のプラグインも使える。

しかし無料版の場合、他のソフト音源などを読み込んだりすることはできないので、ボーカロイド楽曲の制作などもできない。曲のジャンルにもよるが、いくつかの必ず必要な機能が使えないので、無料のDAWで完成版を作るのは難しい。「Studio One」の場合、アップグレードした「Artist」や「Professional」を買ってもらうことを目的に、無料版がリリースされている。

FL Studio(トライアル版)

「FL Studio」のトライアル版も、無料でダウンロードすることができる。

https://www.image-line.com/flstudio/

日本ではややマイナーな位置づけだが、「FL Studio」も大人気のDAWだ。

洗練されたデザインで、リミックスなどもしやすい。トライアル版でできることは少ないが、使い勝手は十分にわかるので、気になる人は試してみよう。

GarageBand

Macのみに対応したアプリで、無料で使える。iOS版もあり、スマホでも使えるDAWだ。

https://www.apple.com/jp/mac/garageband/

直感的で、けっこう強いクセを感じるが、無料で使えるDAWの中では最もハイクオリティ。

これ一つで曲を最後まで作るのは難しいかもしれないが、音楽の楽しさを感じることを優先して作られている感じがする。

シンセサイザーも入っているし、キーボードやギターのレッスンも内蔵されている。MIDIキーボードを繋げば、音楽初心者なら十分に楽しめるだろう。

おすすめのソフト音源(プラグイン音源)は何か?

DAWを買った時点で、プリセット音源がいくつも入っているので、DAWさえ買えばすぐにDTMを始めることができる。

しかし、音楽系の音源ソフトはどれも高価で、一つの音源の価格が普通に1万円以上もする。お金に余裕がある人以外は、かなり熟考して買う音源を選んでいる。

音楽制作を続けていると、最初からDAWに入っている音源では物足りなくなってくる。さらなる音質の向上を目指して、プリセット音源をインストールする場合が多い。

初心者のうちからプラグイン音源を使うことはあまりおすすめしない。曲を作っていくなかで、「ギターの音がどうしてもしょぼいな」と感じることがあったら、ギター用の音源で良さげなやつを探す、というのが普通の買い方だ。

ただ、「バンドル」といって、いくつかの音源をセットでまとめたお得なパッケージがあり、「最初から良い楽器を使って制作したい」という人は、いきなり課金して使える楽器を良いものにしておく手もある。

Native Instrument「KOMPLETE 11」

プラグイン音源のバンドルで、定番中の定番と呼べるものが、ネイティブインストゥルメント社の「KOMPLETE 11」だ。

価格で見れば、一つ一つの音源を買うよりも圧倒的にお得だ。ただ、音源が膨大すぎて、買ったものの全部を使うというのは難しい。

「MASSIVE(マッシブ)」といった定番のシンセサイザーなど、そんなにクセのない構成で、「とりあえず良い音源を揃えたい」という人にとって有望な選択肢になる。

これだけの音源が自由に使えるとなれば、DTM好きの人にとっては心躍る体験だろう。

容量が膨大なだけに、普通のノートパソコンのストレージでは、拡張などしない限り扱いきれない。ただ、「Native Access」というアプリがあって、欲しいものだけをインストールできるし、管理もとても簡単にできる。人気の理由は十分にわかる。

これ一つ買えば、おもちゃのような音源から脱出して、ほとんどのジャンルにおいて、世界標準の音を使用できる。最もおすすめできる手堅いバンドルだ。

VOCALOID4 初音ミク V4X

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クリプトン・フューチャー・メディア

「ボーカロイド」も、プラグイン音源の一つという位置づけ。

最近のボーカロイドは進化していて、「ベタ打ち(音階と歌詞をただ打ち込むだけ)」でもかなりしっかり歌ってくれる。

ボカロ楽曲を作りたい場合は必須として、後から歌を入れたい場合でも、ボカロで仮歌を作れるとかなり便利だ。

おすすめのプラグインエフェクトは何か?

楽曲制作は、メロディとコードと歌詞と楽器編成が終わった後に、「ミックスダウン(ミキシング)」という工程がやってくる。

ミックスダウンは、そのためのプロのエンジニアもいるくらいで、素人がやろうとすれば、かなり難しい。

DAWの初期セットでも、「イコライザー」「コンプレッサー」「リバーブ」などがついてきて、たいてい使い勝手も良い。ただ、ミックスダウンには技術が求められるので、強力な機能を持っているプラグインを取り入れたほうが、良い感じになることが多い。

「ミックスダウン」は、楽曲制作には絶対に必要な工程だが、どれくらい重要かは、一度曲を作ってみないことにはなかなかわからない。もしミックスダウンが上手にできないようであれば、プラグイン音源を検討してみよう。

WAVES

プラグインエフェクトで、圧倒的なシェアを占めるリーディング・ディベロッパーが「WAVES」だ。

「公式サイトhttp://www.minet.jp/」にある様々なコンテンツを巡回しているだけでも、初心者にとっては勉強になることも多いだろう。

プラグインエフェクトは、用途によって必要なものが色々と異なるので、何がおすすめとは言いにくい。

ただ、WAVESにも「Gold」「Platinum」「Diamond」といったバンドルがあり、まとめて買うとお得にはなっている。

「ミキシングして音を良くする」というのは、細かい音の違いがわかるための訓練が必要なので、初心者のうちは、「何を使えば音が良くなるのか?」という試行錯誤に苦しむ過程を経なければいけないかもしれない。

「バンドル」を買っておけば、プロ使用のプラグインを使うことができるが、各エフェクトの特徴などをある程度理解していなければ意味がないので、それなりに上達してからでなければ恩恵を感じにくいかもしれない。

おすすめのMIDIキーボード

MIDIキーボードは、パソコンに繋いで入力するための「キーボード型入力装置」で、DTMをやるには必須の機材だ。

MIDIキーボードを選ぶ際に必要となるのが、鍵盤の数で、主に「25健」「32健」「49健」「61健」「88健」がある。

鍵盤の数が多いほど快適に入力できるが、「61健」や「88健」など大きすぎる鍵盤は、机からはみ出してしまうかもしれない。

どらくらいのMIDIキーボードを必要とするかは、制作スタイルによっても変わってくるのだが、直接録音するスタイルを採らなければ、最も小さい「25健」でも問題ない。というより、少ない健のほうがコンパクトだから使いやすいだろう。

DAWでの音楽制作は、PCマウスで一つ一つ音を打ち込んでいってもいいし、MIDIキーボードで雑に入力しても、後からいくらでも細かく治せる。MIDIキーボードでの正確な入力は、そんなに重要ではない。

ただ、過去にピアノやキーボードをやっていて、キーボードをスムーズに使えるという人は、ある程度スペックの高いMIDIキーボードを買えば、作業が捗るかもしれない。

また、メロディとコードを同時に引いて音を確かめる作業をMIDIキーボードでやりたい場合、最低でも「49健」、できれば「61健」が必要だ。

「88健」はピアノと同じ大きさだが、横にとても長いので置ける机は限られる。

KORG USB MIDIキーボード microKEY-25

KORGのMIDIキーボードが定番の製品。5000円以下で、最低限の性能。キーの押し心地にも定評がある。

持ち運びもしやすいし、初心者はこれを使っていて特に困ることはないはずだ。

KORG USB MIDI キーボード microKEY2-49

基本的にはKORGのキーボードがおすすめ。Amazonの購入画面では、「49健」の他に、「37健」「61健」を選ぶことができる。

性能は同じだが、鍵盤の数が多くなると値段も高くなる。キーボードを両手で使えることができて、メロディを引きながらコードを合わせたい人は、「61健」をおすすめする。

接続は「USB版」と「ワイヤレス版」があり、値段は高くなるものの、ワイヤレス版のほうが接続は快適だ。

Native Instruments S-シリーズキーボード KOMPLETE KONTROL S61 MK2

ハイスペックなMIDIキーボードとしておすすめしたいのはこの製品。「MASSIVE」といったソフト音源や、「KOMPLETE 11」などのバンドルで知名度の高い「Native Instruments」の製品。

機体に液晶ディスプレイがついていて、PC画面を見ずにコントロールできる。サウンドのブラウジング、パラメーターの調整など、便利な機能が多数搭載されている。

縦幅がけっこうあるので、置くスペースがそれなりに必要であることに注意。

M-Audio USB MIDIキーボード 88鍵 ピアノ音源ソフト付属 Keystation 88

「88健」のキーボードならエムオーディオ製のこれがおすすめ。同機種での「49健」「61健」もある。

ピアノが得意な人用の高性能MIDIキーボードは、価格が10万近くするものもあるが、ここでは特に紹介はしない。

ピアノが弾ける人なら88健を買うメリットがあるが、ある程度のクオリティのものを購入しないと、ピアノに慣れ親しんだ人の指には合わないかもしれない。

おすすめのヘッドホン

自分の耳で良い音かどうかを判断しながら楽曲を制作していく以上、ヘッドホンの質は重要だ。

音楽の視聴環境は人によって千差万別だから、専門のエンジニアは、いくつものイヤホンやヘッドホンを使って、音の違いを聴き比べていく。

誰もがそこまでやる必要はないが、「音がいい感じに良く聴こえるコスパの良いイヤホン」よりも、「細かい音を聴き分けることのできる楽曲制作用のヘッドホン」を使ったほうがいいことは間違いない。

SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

音楽業界の標準機種とされているのが、ソニーの「MDR-CD900ST」というヘッドホンだ。

安くはないが、これを買っておけば間違いはない。特に他のものを買う理由も価格以外には見当たらない。

プラグが「ステレオ標準プラグ」なので、オーディオインターフェイスを持っていない場合、PCに繋ぐためには変換アダプターが必要になる。

[ELPA 変換アダプター 3.5φステレオミニプラグ-ステレオ標準プラグ PA-106]

audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M40x

上のヘッドホンよりも5000円ほど安いのがこれ。ソニー製よりも高く評価する業界人も多い。

れっきとしたスタジオレコーディング用のヘッドホンで、遮音性がけっこう高いのが利点。

こちらも悪くない選択肢。

おすすめのイヤホン

イヤホンのおすすめに関しては、「音楽制作用なコレ!」というのは特に思いつかない。

Amazonで買えるケーブル型イヤホンのおすすめを紹介&解説【有線イヤホン】

Amazonで買える無線イヤホンのおすすめを紹介【ワイヤレス・Bluetooth対応】

といった記事を書いているので、気になった人は参考にして欲しい。

おすすめオーディオインターフェイス

「オーディオインターフェイス」は、DTMに必須の機材と言われているが、あったほうが便利なのは間違いない。

音楽系の機材は、普通のPCにない接続端子のものが多いが、オーディオインターフェイスがあれば接続に困らない。

また、パソコンの端子では音質が制限されてしまうことがある。特に録音した音をパソコンに送るときはそれが顕著になる(レイテンシーが発生する)ので、「インターフェイス」は必須というわけだ。

実はオーディオインターフェイスは、デジタル音源とボーカロイドのみで楽曲制作を完結させるのであれば、必須とは言えない。

ただ、将来的にギターや声を録音した曲を作ろうとするなら絶対に必要だし、初心者のうちから使っていたほうが間違いは少ない。

「オーディオインターフェイス」の性能面として、高価なものはノイズがレイテンシがまったく発生せず、録音や再生のできるチャンネル数も多い。ただ、ライブやDJ用に使うわけでもなく、一人での音楽制用に欲しいのでれば、通常の性能のものを買っておけばそれで十分だろう。

スタインバーグ UR22mkII

「Cubase」を出しているスタインバーグ社の定番の製品。たぶん一番人気のあるオーディオインターフェイス。Amazonでもベストセラー1位だし。

宅録にも耐えうる品質をちゃんと満たしている。自宅で音楽制作する上で、これを使った不自由することはあんまりないと思う。

ベリンガー UM2

BEHRINGER ベリンガー USBオーディオインターフェイス UM2
BEHRINGER

格安のオーディオインターフェイスを選ぶならこれ。

ノイズやレイテンシなどの性能面ではやや不安が残る。本格的に宅録するなら上のスタインバーグ社やもっと良い製品が欲しいが、安く済ませたいなら選択肢。

ローランド Rubix24

価格は安くないが、徹底的なローノイズで評価の高いローランド社の製品。

シンプルに使いやすいし、音はとにかく良い。

実は、宅録するときに発生するような多少のノイズなら、ミックスダウンなどの工程で消すことはそれほど難しくない。ただ、ノイズが少ないほうが快適に作業できることは間違いない。

オーディオインターフェイスに2万以上出せるならアリ。

ZOOM USB3.0 オーディオインターフェイス UAC-2

ほとんどのオーディオインターフェイスは、USB2.0対応のものだが、この製品はUSB3.0に対応している。

性能面で特筆すべきところはない。やや高いが、USB3.0の製品が欲しいならコレ。

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