【2017年以降】最近のボカロ曲のおすすめを紹介【人気ボーカロイド神曲・名曲】

最近のボーカロイドおすすめ曲を紹介していく。

おすすめのボカロ曲をネットで調べたりしても、適当に有名な人気曲を並べただけの記事が多かったので、いい感じのものをちゃんとおすすめするために書いた。

自分は特別にボカロ自体に詳しいというわけではないが、音楽はけっこう好きで、ボカロが賑わい始めたころからずっと注目してきた。

熱狂的なボカロブームは2000年代前半に終わったが、投稿される楽曲の平均的なレベルは今のほうが間違いなく高い。音が洗練されているし、ボカロらしい色んな工夫や試行錯誤も行われている。賑わっていた当時のボカロより、今のボカロのほうが面白いのではないかと個人的には感じている。

ボカロ曲を評価する上で、キャラ性やムービーなど考慮すべき部分は多いと思うが、ここでは、純粋に音楽として良いと感じた曲のみを紹介している。あと、単純に俺の好みに沿った曲を選んでいる。

記事に動画を直接埋め込むとページが重くなってしまうので、YouTubeとニコニコ動画へのリンクを貼っている。

少なくとも、適当に有名な曲を並べたおすすめランキングよりは役に立つ内容になっていると思う。

新しいボカロ曲を知りたい人、興味のある人は見ていってほしい。

 

阿吽のビーツ

作者:羽生まゐご
ボーカル:flower
公開:2017年8月20日
YouTube:阿吽のビーツ / flower
niconico:阿吽のビーツ / flower

近年のボカロのレベルの高さに衝撃を受けた曲の一つ。

こういう和風で静謐な雰囲気ってどうやれば出せるんだろう?

和楽器を使えばこのような感じになるというわけではなく、シンセサイザーの音作りからミキシングのテクニックまで、(よくわからんけど)相当の技術が詰まってると思われる。

flowerの声も切実で儚い感じが出ていて、オリジナリティがありながらも完成度が非常に高い。

 

quiet room

作者:有機酸
ボーカル:初音ミク
公開:2017年8年30日
YouTube:有機酸/ewe「quiet room」feat.初音ミク MV
niconico:quiet room/初音ミク

空気感がスゴいオシャレ曲。

最初は、ミクの繊細な掠れた声にやや違和感を感じたが、聞いているうちに中毒に。

ボーカロイドとしての初音ミクの良い部分が存分に引き出されていて、洒脱にまとめ上げられている。

このレベルの編曲をできる人はたぶん専門のプロにもほとんどいないと思う。

 

疑神暗鬼

作者:しーくん
ボーカル:flower
公開:2018年9月25日
YouTube:疑神暗鬼 / しーくん feat.flower【Official】
niconico:疑神暗鬼 / seeeeecun

自分はボカロPの曲が好きで、チャンネル登録して新曲がでるたびに聴いている。

サビでわざをキーを外した「テイクアウト・スーサイド」など、面白い発想を一定以上のクオリティで形にした作品が多い。

かなりクセが強いけど、万人受けするようなキャッチーさもある。

気だるげで心地よい感じ。おすすめの曲だ。

 

キティ

作者:ジグ
ボーカル:初音ミク
公開;2018年6月3日
YouTube:キティ / ジグ feat. 初音ミク – Kitty
niconico:初音ミク / キティ

初音ミクを使ったガールズラップっぽい曲。

ボカロ初期の曲にあった荒削りな感じが見られず、洗練されていて完成度が高い。

 

praise

作者:大沼パセリ
ボーカル:flower
公開:2018年10月6日
YouTube:praise/flower
niconico:praise/flower

イントロのリードの時点でとても良く、音作りに天才的な感じを受ける。

メンヘラっぽい独特の世界観で、一般的な枠から外れた人に厚く支持されそう。

 

空中分解

作者:すりぃ
ボーカル:鏡音リン
公開:2018年3月3日
YouTube:【鏡音レン】空中分解 / すりぃ
niconico:【鏡音レン】空中分解 / すりぃ

曲の長さが一分間しかない。

短い時間でも一曲ぶんの魅力が伝わって満足感がちゃんとある。というか、「そもそも1曲が3分から5分っていうのが長すぎたのでは?」と思わされるくらい。

細かいところまでこだわって作られていて、何回も聴きたくなる。

 

ガランド

作者:ピコン
ボーカル:初音ミク
公開:2018年5月11日
YouTube:ピコン – ガランド ft. 初音ミク
niconico:ガランド ft.初音ミク

かっこよすぎて逆に一般受けしなさそうだが、とにかくめっちゃかっこいい。

この曲の再生数がかなり多いことを考えると、今頃になってもボカロ聴いてる層はそれなりに耳が肥えてるのかもしれない。

 

ベノム

作者:かいりきベア
ボーカル:flower
公開:2018年8月2日
YouTube:【公式】 ベノム/かいりきベア feat.flower
niconico:ベノム / flower

歌詞とかは意味わからんけどこのシリーズ好き。

このボカロPもコンスタントに作品作り続けていて、最近の作品のほうがどんどん良くなっているのでスゴい。次回作も楽しみ。

 

水色照明

作者:歩く人
ボーカル:初音ミク
公開:2017年8月5日
YouTube:水色照明 / 初音ミク
niconico:水色照明 / 初音ミク

新曲が出るたびに聴いてるボカロPの一人。どの曲も色んな音の使われ方がしていて面白い。

中でもこの「水色照明」は再生数が伸びている曲だが、あぶくのようなじゃぶじゃぶした音、テクノっぽい電子音、初音ミクの声、アートワーク、すべてがマッチしていて完璧。

 

泣けど喚けど朝がきて

作者:12uck
ボーカル:重音テト
公開:2017年4月1日
YouTube:泣けど喚けど朝がきて/12uck feat.重音テト
niconico:泣けど喚けど朝がきて/12uck feat.重音テト

歌詞の表示が力強い。響く人には響くであろう良曲。

心を打つ歌詞で、テトの重いボイスが胸に響く。

ボカロボイスならではの良さを感じる。

 

ちゃんとした生き方ってどんなだろう

作者:ヘルニア
ボーカル:IA
公開:2017年5月21日
YouTube:ちゃんとした生き方ってどんなだろう/IA
niconico:ちゃんとした生き方ってどんなだろう/IA

サムネにつられて聴いたら神曲だった。

素朴な歌詞だけど、リズムや曲調と相まって非常に心に染みる。

こういう曲があるからボカロは素晴らしい、と思わせてくれるような曲。

 

テオ

作者:Omoi
ボーカル:初音ミク
公開:2017年7月8日
YouTube:テオ / 初音ミク – Omoi
niconico:『テオ』 / 初音ミク – Omoi

音圧が高く調教はバニラ気味。2017年に公開された曲だけど、2010年前後のボカロっぽさがある。

こういう勢い系の曲は、初音ミクを使うボカロPが減ってきて、flowerなどパワーのあるボーカロイドが採用されがちになってきてる印象。でもこの曲はミクの声がいいね。

爆音系だけどどこか郷愁もあるような独特の感じ。ボカロユーザーの中には初音ミクの声にノスタルジーを感じるくらいになってる人もいそう。

 

よるをおよぐ

作者:西島尊大
ボーカル:初音ミク
公開:2018年6月1日
YouTube:初音ミク/よるをおよぐ
niconico:よるをおよぐ/初音ミク

歌謡曲の優しい感じとシティ感がマッチしてエモい。サビのとけるような感じが良い。

歌詞も調教もMVの映像も素晴らしい。

 

ヨヅリナ

作者:ピノキオピー
ボーカル:初音ミク・ピノキオピー
公開:2018年4月2日
YouTube:PinocchioP – YOZURINA / ピノキオピー- ヨヅリナ
niconico:ヨヅリナ / 初音ミク

ボカロ古参で、数多く楽曲を投稿し続けてるピノキオピー。一番好きなボカロPかもしれない。コンスタントにこれだけ作り続けられるのは尊敬するしかない。

ある時期からは自分の声を使ったりライブをやったりもしてる。ファンの人らも「よくわからん」って言いながらライブ行ったりしてる。

自分の世界観をここまで確立できる人は、勝手ながら羨ましく思ってしまう。

本当に多才で、デザインのことはよくわからんがアートワークも相当スゴいっぽい。

 

ロキ

作者:みきとP
ボーカル:鏡音リン・みきとP
公開:2018月2月27日
YouTube:【みきとP/mikitoP】ロキ/鏡音リン・みきとP
niconico:ロキ/鏡音リン・みきとP

ボカロ初期から超人気曲を生み出し続けてきたレジェンド枠。

ノリが良くてカッコいい。

最近のボカロの中では久々の大ヒット曲感。

 

雨とペトラ

作者:須田景凪(バルーン)
ボーカル:flower
公開:2017年3月9日
YouTube:雨とペトラ/flower
niconico:雨とペトラ/flower

シャルル」で天下をとり、最近はボカロを使わずシンガーソングライターとして活躍している人。

「シャルル」は2016年に公開されたが、ボカロのみならず日本の歌謡曲の歴史に残るほどのクオリティだと思う。

個人的にはこの「雨とペトラ」も好き。

 

何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン

作者:GYARI(ココアシガレットP)
ボーカル:琴葉茜、結月ゆかり
公開:2017年12月27日
YouTube:何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン
niconico:何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン

最後にボカロっぽい曲を紹介。

Twitterなどでパロられてるのをよく見る。再生数がめちゃくちゃ多い。

なぜ流行ったのか個人的にはよくわからないのだが、脱力系のニコニコ動画カルチャーとしてなんとなく懐かしい感じがする。

 

 

紹介は以上だ。

自分の好みが偏っていることは認める。もういい年のオッサンなだけあり、中二病っぽい感じはあんまり良くわからない。そういう意味では「ボカロらしさ」のない選曲かもしれない。

ニコニコ動画はあまり詳しくないのだけが、初期のボカロ曲は、「Calc.」や「天の弱」とか、あの時代だからこその切実な響きがあった曲がけっこう好き。純粋な音楽のレベルで言えば、今の人気曲のほうが断然高いと思うけどね。

わりとアーカイブ的な感じで、自分と好みの近い人にとっては便利なまとめになっているのではないかと思う。今後、良い曲を見つけたら追記するかもしれないので、定期的に覗きにきて欲しい。

最近は、曲を探すときはYouTubeのレコメンドから探すのが便利で、気に入った曲があれば関連をどんどん辿っていけば、いい感じの曲に出会えることが多くなっている。

あと、好きなボカロPを見つけたら、チャンネル登録したり、再生リストを最初から聴いてみるのがいいと思う。

ボカロのレベルは上がり続けてるし、個人的には全然オワコンとは思わないな。

この記事がみんなの音楽ライフにちょっとでも貢献できたなら幸いだ!

スポンサーリンク