今回は、「プログラマーに学歴や資格は必要ない!」という話をしたいと思う。
プログラマーは、学歴や資格とは関係なく、高い給料を稼げる職業だ。
目次
プログラマーは、「学歴」や「資格」がなくても大きく稼げる仕事
今の時代、給料の高い仕事の大半は、「学歴」や「資格」を必要とする。
日本は間違いなく学歴社会だ。人生の有利不利が学歴によって大きく変わるからこそ、ここまで多くの人が小さい頃から勉強しているのだ。
表向きは、MARCHレベルに満たないような低学歴でも、給料の高い一流企業にエントリーすることはできる。だが、高学歴のライバルと競い合わないといけない以上は、かなり不利な戦いと言えるし、低学歴だと入社後の待遇もあまり期待できない。
「資格」で逆転するという方法もある。有名な資格業だと「医師」「弁護士」「公認会計士」「弁理士」「一級建築士」など。ただ、このような資格も、取得者は学歴が高いことが多いし、通常は大学在学時から地道な勉強をこなさなければならない。
では、大学卒業後からでも可能な、高給を狙いやすい仕事はあるのか? ある! それがプログラマーだ!
「プログラマーも、結局のところ、学歴を見られるんじゃないの?」と思うかもしれない。
実は、プログラミングの能力は「学歴」や「資格」とはまったく別のところに存在するし、「権威主義ではなく実力主義」なので、学歴がない人も逆転できる可能性を大いに秘めているのだ!
「学歴」や「資格」があることは、プログラミングができることとは関係ない。
業界に接点がない人からすれば信じがたいことかもしれないが、東大理系や東工大を卒業しても、プログラミングが全然できない、という人は普通にいる。
それくらい、プログラミングは特殊な世界だ。
プログラミングは学校教育で求められるものと相反するところがあって、それについては『プログラミングと学校教育との相性の悪さについて考察する』という記事で詳しく書いている。
プログラミングを上達するための思考と、学歴や資格を手に入れるための思考は、相反するところがあり、そのため「プログラミング」は、その手の権威主義から切り離されたポジションを獲得しているのだ。
一般的に、「プログラミング」の仕事の採用において、「学歴」や「資格」は、ほとんど見られることがない。これは、他の高給職がほとんど学歴や資格が必須であることを考えるなら、かなり特異な業界と言えるだろう。
なぜそうなるかと言うと、プログラミングができる人ほど、学歴とスキルは全然関係ないということを知っているからだ。
むしろ「学歴」を重視して使えないプログラマーを採用してしまうと、痛い目に合う。
だから、「プログラマー(ITエンジニア)」は、高い給料が見込めるにもかかわらず、学歴などがむしろ見ようとされない職業なのだ。
プログラミングは「逆転」できる可能性を大きく秘めている。
プログラミングを身につければ、人生逆転が可能だ。
別に胡散臭いプログラミング教材とかを売りつけるつもりはなく、単純に、何の権威も手にしていない状況、職歴などがない状況から逆転するには、プログラミングを身につけるのが、一番可能性があると思っている。
日本は、多くの仕組みが「権威主義」で動いている。一方で、プログラミングは、少なくとも「権威」からは自由だ。
たとえば、インドというカースト制度が強い社会でも、「プログラミング(IT職)」というのは自由の象徴らしい。プログラミング職はカースト制度の枠外にあって、インド人にとっては生まれる前から定められている職業以外の大きな選択肢となっている。だからインド人には優秀なIT人材が多い。
なぜプログラミングが自由の象徴のような仕事になるのか? それは、「成果がわかりやすいから」だろう。「まともに動くものが作れるか作れないか?」という、完全に実力主義の世界だからだ。
多くの仕事は、複雑な人間関係など、「こうすればこうなる……」とはいかないことが多い。だから、「学歴」や「資格」などの権威が重視される傾向にある。プログラミングは、そのようなものから自由に、価値を産み出すことができる。
残念ながら、今の日本でも、「学歴」と「資格」が重視される場面は多い。しかし、プログラミングは、そこから自由になるための手段でもある。
幸いなことに、今はプログラマーの価値が爆上がりしているし、これからプログラミングの需要はますます増えていくと言われている。
プログラミングの技術は、簡単に身につけられるものでは決してないが、努力次第では人生を逆転できるほどの、大きな可能性を秘めている。
では、「学歴」や「資格」以外の何が評価されるのか?
プログラマーの採用などにおいて、「学歴」や「資格」が重視されないと言うが、では何が評価されるのか?
それは、「職歴」と「ポートフォリオ」である。
未経験からプログラミングを身につける場合「職歴」はもちろん無いので、主に「ポートフォリオ」が大事、ということになる。
「ポートフォリオ」は、「自分の作品をまとめたもの」という意味だ。つまり「何を作ったのか?」である。
プログラマーの採用においては、ポートフォリオがあるとめちゃくちゃ有利になる。というより、未経験からプログラマーになりたい人がまずやるべきなのは、ポートフォリオ(自分の成果物)の製作だ。
プログラマーの採用には、ポートフォリオが何より評価される文化がある。
多くの仕事の場合、「職歴」からしか判断することができず。特定の時期にまともな職歴を積めなければ、それだけで次の採用も不利になり、結果として人生がハードモードになってしまう場合もある。判断材料が少ないからこそ、「学歴」や「資格」などが重視されるし、「職歴」に傷がつけばゲームオーバーになってしまうのだ。
プログラマーの場合は、自宅でコツコツと「ポートフォリオ」を作り、それが評価されて就職に繋がる可能性は十分にある。
ここまで未経験者にも可能性があり、さらに将来性も高い職業は他にないと思う。
「学歴」や「資格」無しで逆転できる、可能性のある職業を求めているのであれば、「プログラマー」というのは一考に値すると思う。
具体的なプログラミングの勉強法について、より詳しく知りたいのであれば、次の記事などを参考にして欲しい。
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