今回も、おすすめのYouTubeチャンネルを紹介する回。
今回は、音楽系ユーチューバーの「ぱくゆう」さんを紹介する。
「ぱくゆう」さんは、音楽系の大学出身で、自分でもアーティストを目指しながら、楽曲分析などの動画をYouTubeにアップロードしている。
もともと音楽は、言語化できないようなところで「感じる」ものであって、音楽について「語ろう」とする人は珍しいし、特にYouTubeで顔出しをして楽曲分析をする人はさらに珍しい。
これは「ぱくゆう」さん自身もどこかの動画内で言っていたことだけど、音楽について「分析しながら語る」ことは、あまりユーザーに求められていることではないし、ある種の信仰にケチをつける行為になるので叩かれやすい。
実際に「ぱくゆう」さんの楽曲分析は、低評価が多めついているものもある。
ただ、個人的には、非常に面白く見れる動画が多く、やっていることも応援したいので、ここで紹介してみた。
「ぱくゆうチャンネル」の動画の中でも、おすすめのものをいくつか挙げていきたい。
欅坂46の『サイレントマジョリティー』がヤバい!!
自分がYouTubeの関連から、最初に「ぱくゆう」さんを見つけた動画がこれ。
チャンネルの中でもかなり再生数の多いほうで、「欅坂46」の大ヒット曲『サイレントマジョリティ』の、何がすごいのかを言語化して解説している。
漠然とした「いいな!」という感覚を、音楽理論の面から解説している。
こういう解説が好きな人とそうでもない人がいるが、自分は理論系の話がけっこう好きなので、これをキッカケに「ぱくゆう」さんの動画を見るようになった。
欅坂の表題曲に関しては、新作が出るたびに「楽曲分析」している。
2017年上半期ぱくゆう的アイドルソングBest5!!
年に2回、アイドルソングのBestランキングを発表している。
自分はアイドル曲に詳しいわけではないが、こういうところで勉強している。
単なる感覚的な好き嫌いではなく、ちゃんと解説してくれるところが良い。
Mr Childrenの『HANABI』はここがスゴイ!!
話題曲だけでなく、過去の名曲の「楽曲分析」動画も投稿している。
「ミスチル」は大好きなので、「こういうことだったのか……!」と勉強になった。
自分は、作曲をしたこともあるし、コードやキーの概念も知ってはいるのだが、「分析して言語化する」というのは、知っている人でもかなり労力の要るものなので、これを定期的にやって発信しているというのはすごいことだと思う。
今、一番すごい作詞家とは?
なかなかキャッチーなタイトル。音楽好きの人でも「作詞家」について意識している人は少数派だと思うが、興味深い内容だった。
「ぱくゆう」さんは、職業的な作曲家・作詞家の視点で語れる人で、特に「作曲」に関してかなりウェイトを置いている。
音楽を語ろうとする人の中でも、スノッブな人ほど「歌詞」の解説を避けたがる傾向があるけど、そういうのと真逆の姿勢をとっているというだけでも、動画を見る価値がある。
【DTM歴12年が教える】初心者にオススメのDAWソフトはこれだ!【2019年版】
「おすすめDTMソフトはどれか?」という実用的な内容の動画も挙げている。内容はかなり納得感があった。
自分は「Garageband」「Cubase」「Studio One」を主に使ったことがあるが、初心者には「検索から得られる情報が多い」という理由で「Cubase」がおすすめかな。
以上、他にも色々な動画を投稿していて、CDを買ってレビューしてみたり、作詞力向上のために小説を読んでみたり、サッカーについて語ったり、M1グランプリに出てみようとしたりなど、いろいろやっている。
「自分もアーティストとして売れたい」というストーリーがあって、「音楽を言語化して解説する」という独自性のある武器もある。
「これからどうなっていくのだろう?果たして彼は成功するのだろうか?」という、いち視聴者としてリアルタイムで応援する、ユーチューバーだからこその臨場感もあって、なかなか楽しいチャンネルのひとつだと思う。
今回は、期待と応援の気持ちをこめて、紹介してみた。
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